オリジナル版とさらにもうひとつ版の見比べ批評。
結論を端的にいうと、題名の通り。
どっちも素晴らしいし、もうひとつ版には、
ヒロインの小学校の同級生の悪ガキ
オリジナル版には遠景でしかない娼婦のりん
とヒロイン夫婦の日常に陰を落とすキャラクターが膨らむ。
結果、のほほんとしたしなやかな風情に、
ドラマとしての奥行きが加わり、完成度は高くなった。
しかし、尺が長くなり過ぎた。
二時間半を超えれば、普通は冗漫だし、忍耐の限界を超える。
長過ぎて退屈だとかいう事ではないが、
刈り込むべきところはざっくりやらないと...
原作のエピソードを全部盛り込んだのかね?
製作費が潤沢なのも考えものだ。
オリジナルコミックを注文したんで、
ゆっくりと読んでみよう。
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