2020年3月22日日曜日

般若心経の「解剖学」その弐



般若心経といえば...色即是空 空即是色
その意味するところの理解はさておき誰もが口にする。
しかし、その前にこの対句がある。
色不異空 空不異色
そして、最後に
受想行識 亦復如是(またまたかくの如し)

五蘊が皆んな「空」だと最初に喝破したのですから、
色以外の四薀だって「空」なのよ!
色(肉体・物質)だけが空じゃなく、精神もまた然り。

最初の対句と次の対句って...同じ事を言っている様です。
原典では、三度繰り返されていると著者はいいます。
アタシの使っている経典には
恭敬三宝
三帰
三竟(境)
と、大事なことは三度繰り返すようになっています。
まあ...そうかなあって


しかし奇妙な経典なんですよ
たった本文262文字のなかに
無が21回
空が7回
不が9回
五蘊を全て色のように表記すれば、空は更に16回増えます。
けだし、空無の経典!
言い換えれば、全否定の経典なんです。


To be continued

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