2020年3月19日木曜日
モンフェルメイユ.... Montfermeil
レミゼラブルの重要な舞台...と言われても
パリの郊外で、シャルルドゴール空港方面ですが、多少ダウンタウンに近い。
あれこれ調べるに...幼いコゼットをだしにシングルマザーをしゃぶる尽くした
強欲な下層民夫婦の宿屋があった場所。
けだし、悲惨な...ミゼラブルな風景
金持ちが貧乏人を搾取するのは弱肉強食の歴史法則だから、
特段何も思わない。
いざとなれば、パリ市民が奮い立つあの呼びかけ
バスティーユへ!
片っ端から憎っくき奴らを街灯にぶら下げればいいのだ。
いまはまったく歌われなくなったメーデーの歌
さらに歌われなかった三番(二番かな?)の歌詞
音源として聴いたことはないし、印刷物としても..まず無いと思う
貴婦人令嬢強姦し
真昼の都会を闇とせよ
ちがうなあ
どうも、抹殺されたみたい...
抵抗と革命の堕落だわ
人民の抵抗権は建国の父、革命の母が認めた天賦の基本権
あまりにも過激だが、弱肉の怒り
末世末法穢土の地獄絵は、弱肉同士の喰いあい。
これこそが、本当のミゼラブルだという事。
ジャンバルジャンを執拗に追いかける司法職員の
ジャヴェールだって両親とも徒刑囚の子ども。
ユーゴーの傑作の主題がそうだとまでは言わない。
理性の時代に相応しく、ヒューマニズムをうたいあげたが
21世紀に彼があの小説を書けばたぶんそう言うことになる。
モンフェルメイユは、今やパリの通勤圏だが、
通勤出来るのは幸せ者
社会矛盾が凝縮された下層移民街
アフリカンやアラビアン失業者の街ではない
一応はたらいています。
窃盗、薬物売買、セックスワーカー...
余韻ある...やりきれないエンディング。
凄く良い映画
カンヌのパルムドールでもおかしくない!
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