2020年3月28日土曜日

源氏物語五十四帖題詠







鬼才なんて若手チンピラの形容詞
昭和の定家とも言われる現代前衛歌人には失礼だろう。
なんちゃら全集なんて、読みたい作品以外の山と決まっていますが、
彼...塚本邦雄の全集だけは欲しい。
でも..凄まじいお値段なの


倭の文藝の真髄は..源氏物語にあり。
さりながら大抵は須磨明石で一回目の挫折
一番面白い若菜巻とか宇治十帖に至らずの挫折は
それは今までの時間の無駄遣いです。

そうは言っても長すぎる
岩波の原典だと単行本5分冊
現代語訳や橋本治の翻案でもそれ以上の分量
真髄を鷲掴みにしつつコンパクトながら...相応の難度のある
平明な書籍って..実はあるのです。
誰もそんな紹介の仕方はしないが、それは無知なだけ。
原典まで読む気がないなら、橋本治の窯変源氏
時間がないなら(お手軽とは無縁ながら)この文庫本

一帖の紹介が四ページ程度
その帖のさわりを一握りにした多少前衛的な自作詠があり、
さわり原典(引用和歌を含みます)を引用しながらの
極私的な解説。
個人的な見解ですが、最良最高の入門書

尾籠ながら...トイレの常備品に推奨します。

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