今更ながら...ではあるが、少しは灰色の脳細胞の訓練。
法は三章にて足る...始皇帝の重箱の隅までつつく法治主義に
倦んだ民衆は喜んだと思っただろうが、内実は変わらない。
建前は儒学、本音は韓非子の法家思想
中華四千年の統治の極意!
それに千年以上も慣れ親しんできた倭国のこと
たかだか百年足らずの西洋民主主義が太刀打ち出来るはずがない。
西洋民主主義だって顕密がある。
クラシックギリシアの民主主義の黄金時代だって
あれはペリクレスの寡頭専制であったことは、山川世界史レベルの
歴史常識である。
かのノーベル賞作家が「至上の価値」だという戦後民主主義
その要諦は、議会制民主主義であり、議院内閣制。
がしかし....
七割与党となんでも反対野党の茶番劇の長寿番組には
飽きがきた。
立法府が無為無策ならば、業界とその代弁者と規制官庁の
三派連合の利益誘導の調整こそが政治のアート
統治の顕教(建前)がそうであっても、
密教(本音)は「派閥与党・官僚内閣制」
そう言い切るのが、佐々木毅先生。
あの平成の三十年の統治の歴史ってなんだったの?
在任期間一年内外の内閣が十人余りとは混乱以外の何者でもない。
悪夢でしかなかった政権交代もあったが、
クラシックローマの軍人皇帝時代さながらの惨状。
新しい統治のスタイルを模索する格闘の時代だと
思い込むことにするが....
道はまだまだ遠いように思える。
不思議でしょうがないが、
統治信任の理由に「他よりもマシそう」なんてありうるのかね?
アタシには...
God, give us grace to accept with Serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.
多くのヒトザルに
Serenity
Courage
Wisdom
のいずれかあるいはすべてが欠けているとしか思えない。
逆に、そうであるからこそ、このラインホルト・ニーバーの
祈りに不滅の意義をもつんですがね。
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