2020年4月6日月曜日

Summer of ‘49






客商売はお客様次第だが、見えざる敵には無力
李文亮肺炎なんか怖くないから予定通りの開催を!って声は皆無

春スポーツは壊滅
いまゴルフ場は活況らしいが、トーナメントはそうもいかない。
観客のいないオーガスタやウィンブルドン...想像の埒外
そもそも「無観客試合」なんてコロシアムに足を運ぶファンよりも
視覚メディアに媚びてる。
あのどよめきとか嘆声や歓声がスポーツの醍醐味って..
それくらい運動音痴なアタシでも解ります。


アタシは一年後も懐疑的
李文亮肺炎問題よりも、オリンピックムーブメントとして
行き詰まりが鮮明に見えて来た。
今回を奇貨とする良いチャンスだと思うが...
どう見ても規模の不利益にメスを入れないと存続可能性に
疑問符がつくと思うのですよ。



Summer of ‘49

観るものが無ければ読むしかない。
あのハルバースタムのMLBの名ノンフィクション
野球に詳しくないから49年と言われても...生まれる前の事
シンパシーを感じる者には「思い出の夏」
才能ある物書きの手にかかれば...
知らないスポーツだって、名台詞満載のラジオ中継。
やはり、スポーツは視覚よりも聴覚で感じ入るのだ。

残念ながら、数多くのMLB関係者が登場しますが、

ディマジオ(不破の連続安打記録)
ウィリアム(シーズン打率四割越え)
フェラー(火の玉豪速球)

しか知らない。
なんとも面白い立て付けのノンフィクションドキュメンタリー
1949年とは第三次世界大戦前夜
その年の出来事に背を向け、ひたすら野球人だけの
立体的なエピソードだけを描き出す。
スポーツライターは、ある種の劣等感があり、
スポーツにむりやり政治経済的関連性や家族の絆みたいな
社会の紐帯を持ち込みたがる。
この名ジャーナリストはそんな事には斟酌しないのですよ。



ハーバードを出た批判精神旺盛な社会派だし、

アメリカ自動車業界の衰亡
JFK政権の賢者の愚行

を上梓し、盛名を青史に留めています。
しかしこの文庫本はいつ買ったのだ?
定価の半額程度でブックオフに並び...
棚ざらしのまま百均の棚へ
アタシの目に止まってシアワセだったなあ(^.^)

良書が売れない時代です。

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