2020年4月3日金曜日

理屈の多すぎるソープオペラ(2)



昼下がりの連続メロドラマの俗称
提供元が、主な視聴者がメスザルなもんで石鹸会社が多かった故に
そう言われた。
安っぽく思われるが、必ずしもそうでもない。
ドロドロ恋愛悲喜劇は、まずもってソープオペラである。
ある種の心理葛藤劇は近代ロマンの代表的なエレメント。
しかし、それが十一世紀の極東の島国で生まれたってことは
世界史の奇跡!
十九世紀のフランス小説なんかを崇めているのは
お勉強が足りません。


角田源氏に限らず、源氏物語第三部は、ヒカルの死後から始まる。
所謂「宇治十帖」プラスヒカルの二人の「子息」の登場紹介から...
二人の貴公子にまとわりつく...というか二人が追いかける令嬢が三人。
三角関係なんて生優しいものではなく...ペンタゴンラヴアフェア

ヒカルの異母兄弟の宮様を父親とする宇治の姫たち
薫は長女に言い寄るが、長女は次女を身代わりに差し出す。
差し出されてもやっぱり長女の方がいいから、薫は匂宮に押しつける
匂宮はその気もないが受け入れ、本命のセレブ子女と婚儀へ
不幸な展開を悔悟した長女は心労死
薫は長女の身代わりに次女に改めて言い寄るが、
匂宮に気兼ねして、異母妹を紹介
事はうまく運んだが、異母妹にも興味を示す匂宮
薫に扮して事におよぶが...案外すんなり
強姦のつもりが和姦だったって、AVにもありげ(^.^)
やっと普通の三角関係ドラマになり....果てはカタストロフ



理屈の多すぎるフランス恋愛映画も蒼ざめます



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