2020年4月7日火曜日
Tighten your helmet strings in the hour of victory.
Tighten your helmet strings in the hour of victory.
アタシの病理的な記憶だと...Fasten だった。
微妙にニュアンスが異なるが、ベルト着用サインが消えても
シートベルトは外さない...アタシ
連合艦隊解散の辞は、明治の和漢混淆文の名文の一つ
感銘を受けたアメリカ大統領は、英訳とネイビー士官全員に配布した事は
のちの歴史に鑑みて、皮肉としか言いようがない。
まさか悪名高い下記の部分に感動したのではないと思うが....
武力ナル物ハ艦船兵器等ノミニアラズシテ、
之ヲ活用スル無形ノ實力ニアリ、
百發百中ノ一砲能ク百發一中ノ敵砲百門ニ對抗シ得ルヲ覺ラバ、
我等軍人ハ主トシテ武力ヲ形而上ニ求メザルベカラズ。
明治海軍は合理主義の権化であり、時の作戦参謀が偏狭な
精神論を鼓舞するはずがなく、理性と論理に裏打ちされたレトリックに
過ぎない。
しかし、理性と論理が希薄になれば、
そのレトリックだけがエキセントリックに暴走する。
後年、井上成美は、東郷の馬鹿は算術のイロハも解らんのか!
と罵倒したが、いささか言葉が過ぎる。
単に確率論を言うならば、それは机上のはなしとしては正しい。
が、テルモピュライの戦いを想起すれば...実際に三百人のスパルタンは
百倍以上のペルシアの大軍に負けなかったのですよ
要するに、戦術と訓練次第で寡兵でも負けない!
だから...勝って兜の緒を締めよって結論になる。
秋山真之の名文は...かの「天気清朗なれど浪たかかるべし」でも
知られるが、これまた海軍内では批判が多いらしい。
曰く...余計なレトリック
司馬さんは釈明に努めてますが、大作家ですら書かなかった
秋山の心理をさらに推理するに...
日露に先立つ日清の黄海の海戦。
バルチック艦隊撃滅程でもないが、少ない戦力で
清国北洋艦隊を撃破した。
戦況を詳かにはしないが、かの大ヒット曲「勇敢なる水兵」によれば
煙もみえず
雲もなく
波の騒がず
風立たず
要するに、黄海の海戦の際は、お天気が良くて波も静か
砲術練度がさほど高くなくとも、撃沈ができた。
逆に被害もそれなりに覚悟する必要がある。
日本海海戦は波が高く、訓練の差が結果にあらわれた。
その辺りが双方の損失の差になった。
秋山の計算としては「あの時と違ってワンサイドゲームになるはずだ」...事実そうなった。
長々と説明しないのが天才の所以だが、
凡才には分からない。
先程の確率計算を繰り返しやれば、
百発百中の砲門が最低何門有れば百門に勝てるかが分かるはず
戦争という以上は、そういう冷徹な計算が出来る参謀と
(参謀を)任じた以上その判断に懐疑してはならない泰然とした
将星の組み合わせで決まる。
...あくまで理想の姿
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