ニコルソンの映画史に燦然と輝く名演技
オスカー五冠の大傑作...「カッコーの巣の上で」
オリジナルはニコルソンではなくてネイティブアメリカンのチーフが主人公
だから、ラストシーンで、チーフは郭公の巣(精神病棟の比喩)から
逃げ出し(飛び立ち)、ロボトミー手術で廃人となったなったニコルソンは
チーフの手で尊厳死
なんと言っても、病棟を管理するラチェット看護師の悪役ぶり
演じた女優のキャリアはこれだけしか無いと言ってもおかしくないが、
冷酷沈着なスタイルは...ホラーより怖い
銀幕に出まくれば良い女優になれるわけではない。
モダンバレーのライブビューイング批評なんですが、
なんとも....無関係な饒舌ではなくて、
このバレエ映画が大傑作へのオマージュを感じさせないようでは、
失敗作だし、極私的プロ映画鑑賞家の名が泣く。
マシュー・ボーン
英国バレエ界の鬼才...というには還暦を過ぎた。
巨匠とは呼ばれないが、バレエ界の成功者
全く斬新な..というより破天荒に改変した「白鳥の湖」で
興行として大成功!
だからでもないが、ナイトに爵位
かのシェイクスピアの恋愛悲劇をプロコフィエフがバレエ曲に。
そのクラシックバレエをコンテンポラリードラマティックダンスに改変
モチーフは収容所で抑圧され、愛と自由を奪われた二人の悲劇的な結幕
飛び立つ事が叶わなかった...二人共とは実に哀しい。
舞台はヴェローナですから、原作と同じ
時代設定は近未来
もうひとつのモチーフは、1984年
嫌な予感だが、悪の栄えた試しなし!
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