王朝和歌がテーマなんですが、まずは文部省唱歌
作者不詳とされますが、文部省唱歌にはありがちな事。高名な文学者や音楽家を起用しているのですが、匿名を条件に高額報酬を払ったらしい。
良い唱歌とは思いますが、今となっては「意味不明」なんだろうなあ(^^)
和歌集なんかの「冬部」
夏や冬、、、とりわけ冬は歌題に乏しくて粗末に扱われるのですが、冴えた和歌が多いのですよ。
太陰暦の世界ですから、時の流れ感に多少齟齬感がありますが、歌題の順番からすれば
時雨
木枯らし
霜枯れ
霰....そして 雪
水鳥(鴛鴦とか千鳥、都鳥)
最後は、、、年の暮
今年の王朝美學テーマの駄日記もこれが最後だろうから、やはり「真打」の登場
ひととせを
ながめつくせる朝戸出に
薄雪こほる 寂しさの果て(六百番歌合 定家)
下句は極め付けの秀句表現だとおもうのですが、この歌合では相手陣営からは非難轟々。何が非常識って言うのかねえ?
判者の俊成の評すら意味不明だし、、、大晦日の早朝の気分としては、凍てつくような風景も相まって、この一年を顧みてこれ以上の万感の思いはないって。
詠進した時期はわかりませんが、六百番歌合の頃に母没。頼朝が征夷大将軍になったのもこの頃。
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ここで、居住まいをただし大晦日のご挨拶です。
月並みになりますので行間の空白(余白)から意を汲み取って下さい(^^)
新年最初の駄日記は、一月一日十一時十一分 に公開されます❣️