治山治水の永年の努力をあざ笑うかのように、防御力を高めれば、かえって勢力が大きくなる。スーパータイフーン?一般的には「パーフェクトストーム」とでもいうのかな?
老母のお里は、二つの大河の合流地点に住居があったが、ろくな堤防がない時代。床上浸水は毎度のこと。経験がないが、曰く、一センチも一メートルも変わらないのだと、
が・・渡し舟が転覆し、通学途中の女学生が遭難したとか悲劇も絶えなかった。意味のある公共投資のおかげでかような被害は流石になくなった。
しかし、風被害はなんともし難い。百姓家は瓦葺が当たり前。
数十メートルの暴風ともなれば、確実に屋根瓦は一掃される。
お江戸は火事の度に材木問屋が潤ったが、賢しい越後屋さんは、次のお店のための木組一式を木場に準備していたらしい。老舗の知恵は素晴らしい(笑)
我が家も、越後屋さんには及びもつかないが、軒下には瓦だけは準備すみ。最近の瓦は薪で松葉を燻して焼かないもので、あの銀灰色は艶やかじゃないし、なんせ、寒暖の差に弱く、劣化が激しい。
幸いにして、第二室戸台風後の予備瓦は、いまだに埃まみれで床下で眠っていますが、今年も出番がない事を願っています。
なんせ、骨董品のような瓦です。
手すきの硝子のはめた窓ガラスが割れても困る。
秋の剪定前なので、庭木の枝折れ、灯篭の倒壊とか心配事は多々あるが、まあ、自然の力には勝てない。
考えれば、南海トラフの問題もあるし・・・・
読者各位も大過がなければ幸いです。
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