2014年12月10日水曜日

68年12月10日


かの三億円事件はどうして迷宮入りしたのでしょうか? 多くの遺留品があり、公安権力の総力をかけたのではなかったのでしょうか? ヒントは、K長官射撃事件にあります。 つまり、犯人を逮捕することが、逮捕できなかったことによる非難以上の ダメージを警察組織に与える場合・・・ これ以上は、想像に任せますが、このような推理(あるいは妄想)に 支えられたのが小説「閃光」映画だと「ロストクライム」 そんなことよりよりも、事件は「制服の魔力」をキーワードとします。 様々な伏線があったようですが「制服」の威力に、社会常識・通念が 負けてしまい、正常な判断ができなかった・・・言ってみれば、人間心理の すきを突いたってことでしょうか。     さて 1906年の独逸帝国。 プロイセンの大尉の制服に身を包んだひとりの男が 市庁舎より、なんの疑問を持たれないまま多額の金員を詐取しました。 有名なケペニック事件です。 三億円事件がそうであったように、非難以上の反響をもたらしたそうです。 当時の皇帝、ヴェルヘルムⅡは・・・ これがプロシアの規律であり、制服の魔力である!!
 
残念というべきかどうか・・・犯人は逮捕され、
公判にかけられましたが、多くの貴婦人たちが傍聴席に押しかけたとされます。
 
監禁事件ではストックホルム症候群
エレガントな詐欺事件ではケベニック症候群  ・・・といわれるどうか知りませんが
 
たまたま犯人が独身であったため、百名を超える求婚があったとのこと
なまじっかな媚薬より効果的みたいです。
ちなみに「エレガント」って言葉をあえて使いましたが、
これは「大胆にして官能的であるが、下品ではない」という定義に従います。
最近は、そんな犯罪も人物も少なくなりました。


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