かの三億円事件はどうして迷宮入りしたのでしょうか?
多くの遺留品があり、公安権力の総力をかけたのではなかったのでしょうか?
ヒントは、K長官射撃事件にあります。
つまり、犯人を逮捕することが、逮捕できなかったことによる非難以上の
ダメージを警察組織に与える場合・・・
これ以上は、想像に任せますが、このような推理(あるいは妄想)に
支えられたのが小説「閃光」映画だと「ロストクライム」
そんなことよりよりも、事件は「制服の魔力」をキーワードとします。
様々な伏線があったようですが「制服」の威力に、社会常識・通念が
負けてしまい、正常な判断ができなかった・・・言ってみれば、人間心理の
すきを突いたってことでしょうか。
さて
1906年の独逸帝国。
プロイセンの大尉の制服に身を包んだひとりの男が
市庁舎より、なんの疑問を持たれないまま多額の金員を詐取しました。
有名なケペニック事件です。
三億円事件がそうであったように、非難以上の反響をもたらしたそうです。
当時の皇帝、ヴェルヘルムⅡは・・・
これがプロシアの規律であり、制服の魔力である!!
残念というべきかどうか・・・犯人は逮捕され、
公判にかけられましたが、多くの貴婦人たちが傍聴席に押しかけたとされます。
監禁事件ではストックホルム症候群
エレガントな詐欺事件ではケベニック症候群 ・・・といわれるどうか知りませんが
たまたま犯人が独身であったため、百名を超える求婚があったとのこと
なまじっかな媚薬より効果的みたいです。
ちなみに「エレガント」って言葉をあえて使いましたが、
これは「大胆にして官能的であるが、下品ではない」という定義に従います。
最近は、そんな犯罪も人物も少なくなりました。
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