2014年12月26日金曜日
さて「難波」と書いてなんと読む。
歌舞伎の外題は、あれはあれで洒落っ気たっぷりで面白いが、
能のタイトルは・・・「読み方」が難しい。
今風に言えば「キラキラタイトル」
東北
雲林院
善知鳥
弱法師
まあ、書き出すとキリがない(苦笑)
さて「難波」は「なんば」でしょうが、この世界では「なにわ」と読ませる。
非常に由緒ある地名であり、
難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花
に由来する。
誰が作者か伝説には事欠かないが、和歌の始まりのような名歌である。
知らなかったが、正式なかるた競技の最初には、この歌が詠唱されるそうな・・・
確かに気分のいい歌です。
引き籠もりな冬が過ぎて、花のさく春になったなあ・・って
リフレインの効きが素晴らしい。
ところで勘違いしてもらうと困るのですが、「この花」は梅の花です。
花=桜って後世の話し
平安初期まで、中華の影響もあって、花=梅(あるいは桃)
当然に冬が過ぎれば、最初に咲くのは桜じゃなくて梅に決まっている。
大阪市には、此花(このはな)区と浪速(なにわ)区がありますが、
命名の謂れは当然にこの歌に違いない。
此花区には、
咲くやこの花高校
梅香中学校
なんて「歌尽くし」です。
昔の人は教養豊かだったに違いない。
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秋の醜態に懲りずに、新年に向けて特訓中。
毎年恒例ですが、新年という祝祭にふさわしい謡曲をお互いが披露する新年会に参加します。
酒飲むだけじゃないところが、高尚な遊び事です。
天下泰平
四海波静
五穀豊穣
家族安全
株価上昇 ・・・・てな感じ(笑)
謡曲「難波」の最後のロンギ(ボーカルのコラボ曲みたいな)部分を独吟(ソロ)で・・
短いから、多分大丈夫だ(苦笑)
天下を守り治る
万歳楽ぞめでたき
うまく謡えれば、来年はいいこと絶対にあります!
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