2015年2月21日土曜日

蝸牛庵はどうして狂言綺語なのか?

蝸牛庵


かぎゅうあん・・・と読みます。
とある方から「牛鍋庵」さまと返事が来た際には、さすがに絶句(笑)
単に勘違いと言うより、失礼ながら無知なんだと思いましたねえ。

蝸牛とは、内耳にある聴覚を司る器官の名称ですが、
カタツムリに似ていることが由来らしい。

一般には、幸田露伴先生の雅号として有名ですが、本名は幸田成行。
露伴も号の一つであり、ほかにもたくさんお持ちのようだ。
ヤドカリのように転居を繰り返し、それにちなみ・・・といわれるが、
一番有名な東向島蝸牛庵には十年ばかり住んでいる。
正確な引っ越し回数は不詳であるが、北斎のように生涯で百回近くってことでもなさそうです。
その旧宅は、明治村に保存されていますが、ヤドカリっていうからには
方丈庵程度と思いきや、二階建ての立派なお住まい。


Google検索をかけると・・・

大阪の喫茶店
幸田露伴のウィキペディア
蝸牛庵狂言綺語録

なかなか認知度が高いブログなんです(笑)
そうそう、蝸牛庵日乗というブログを連載しておられる方もおられます。
日記でなく「日乗」をお使いのところが教養です。
永井荷風に「断腸亭日乗」って大部な日記があります。



さて「狂言綺語」ですが・・・四文字熟語辞典なんかだと

道理に合わない言葉や、巧みに表面だけを飾った言葉。転じて、虚構や文飾の多い小説・物語・戯曲などを卑しめていう語

と解説しています。
出典は、白居易「香山寺白氏洛中集記」らしい。
原典を読んでませんが、孫引きによれば「狂言綺語の過ちを転じて、讃仏の因・・・・」とかなんとかと書いているらしい。
虚構・文飾の道からでも仏道にたどり着けると言うのは、いささか個人的な主義主張・趣旨に反する。


ここはそれ、菩薩十善戒に従い、ブログ名の変更を思案中

蝸牛庵妄語綺語悪口両舌録


って、どうでしょうか?







https://m.youtube.com/watch?v=cZnrL8_kFzc







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