犯罪に軽重・・・・罰の大きさではなく、エレガント差の優劣はやっぱり有ります。刑務所では詐欺犯は尊敬されるそうだし、結婚詐欺にあって相手の詐欺女性に暴力をふるって収監なんかされるとバカにされるらしい。
これはさもありなん(笑)
よくある窃盗犯でも、釣り銭やお賽銭をくすねてもリスペクトはされないが、高額な美術品ともなれば、大向こうを唸らせる。
リュパンの人気ってそういうもんです。
日本の犯罪映画・・・とりわけ美術品盗難テーマほど貧相な世界はない。
怪人二十面相
ルパン三世
いずれもが、西洋の借り物風。
リアリティのある美術品盗難テーマは、ついど映画素材にはならなかった。
そもそも、美術をテーマにすることすら「苦手」なのです。
所詮は芸術大国ではないと言うことか?
映画素材になるのは・・・
利休
北斎
これまた悲しくなるほどの貧相な風景
映画の作り手の芸術理解力がその程度だと言うことで、日常風景的に、リビングに
ゴッホやセザンヌを飾っている普通の家庭の出身者が、たまたま、叔母さんの遺産で映画を撮って大当たりって世界とは程遠いのですよ。
ジョニーデップの新作。
評論家の評価はボロボロ。
確かにねえ・・・
職業に貴賎は有りませんが、土木作業員とダイナーのウエートレスを両親に持つと
美術商って、ちょっと辛いですよ。
妻役のグイネスパルトローは様になりますが、これはやっぱりってことかな。
親の職業がどうのってことではなく、美術品に対するセンスってこと。
ジャックニコルソンは、美術品収集家としても有名で、レンピッカの作品を
何枚か持っているようです。
いずれも、趣味がいい。センスってことですね。
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