2015年2月4日水曜日

トマピケティ(21世紀の資本)が克服したもの

毎度恒例ですが、スーパーボウルは、ライブで見る。
熱狂的とも思えますが、このスポーツに詳しいわけでもない。
スポーツビジネスとしての完成度の高さに感じ入るために見ているようなものだ。

NFLのビジネスモデルとは「スポーツの魅力とは最高のレベルで
戦力の均衡したチームが繰り広げる競争状態である」という理念だと言われる。


レベニュー・シェアリング
サラリーキャップ
ウェーバー制ドラフト


戦力や資金力による格差を排除し、フィジカルとメンタルのトレーニングとインテリジェンス・・・
つまりは公平な競争による全体の繁栄の志向である。
結果、常勝は困難。
V9なんてとんでもないことで、連覇だって難しい。
しかし、与えられた条件の中で、地区優勝を繰り返すペイトリオッツ。
シーホークスも絶えず上位に位置する。
条件を同じゅうしても、努力の差は結果につながる。

圧倒的な格差社会・・・格差を一概に悪いとは言わないが、格差が固定化されることはよろしくない。
富める層が、相続によりその富める状態を堅持してきたアンシャンレジームは打破されるべきだろうし、
アメリカンの世界も上位1%が富を総取りする状態が固定化されるようになれば、活力の低下につながる。

NFLのような世界でウォール街も有りたいというのがアメリカンスタイルというのが理想なんでしょうが、
現実は・・・

サラリーキャップ制度により、NFLでのチーム別の報酬格差は最大で1.5倍程度に過ぎないらしい。
MLBが、四倍らしいが、制度導入に際してペナントレースはワンシーズン、ストライキで棒に振った。
綺麗事を言っても、全体よりも個が大事(笑)
大欲は無欲に近いって一体どういう意味なんでしょうか?


全体の繁栄が個も繁栄させるというセオリーは、スポーツチームの資産価値ランクを見れば分かる。
フォーブスの試算によれば・・・

トップ2は、スペインリーグのサッカーチームであるが、
リーグ全体ではダントツにNFL。チーム平均で14億ドル。25チームが10億ドルを超える。
だっからあ・・・なんら仕掛なくしてのトリクリダウンは有り得ないのです。
因みに、ペイトリオッツは26億ドル、シーホークスは、約その半分。


さて、話戻して・・・

前半はそれぞれがTDを二回づつ。ほとんどイエローフラッグが飛ばない端整な試合ぶり。
後半はエキサイトもあり、っていうかエキサイトしない方がどうかしている。
あり得ないドラマで二転三転!ペイトリオッツが勝利・・・っちが勝ってもおかしくない。
不可知な神の御業と称する気まぐれで決まったようなもの(笑)


・・・ということで、ここで映像なんですが(・・・知財の権利に触れますから、こっちを)







0 件のコメント:

コメントを投稿