サンシャインの恋はガッキっぽい。
ムーインライトのもとでの妖しい出逢いは・・・って
誘われるのですが、場所は南仏のリゾート。
トワイライトの雰囲気よりも、健康的な恋の鞘当て。
一目惚れの相手に警句と皮肉は、最初から負けのサイン(笑)
1920年代のウッディアレン風の恋愛喜劇は、底が浅い。
興行元も馬鹿じゃない。
これじゃ売れないって思ったんでしょうねえ・・・場末の単館ショー。
そうひどくはないが、お洒落でもスノブでも、ソフィスケイティドとも
いささか縁遠い。
西洋では十八世紀中頃より心霊主義が盛んになり、とりわけ上流社会では
交霊会が行われた。インチキ霊媒師が、死者を呼び出すって趣向。
コックリさんの原型である。
コナンドイルまで夢中になったらしいので、人気沸騰ぶりが分かります。
ヒロインは、キュートなんですが、定番とおりなペテン師で、大富豪の馬鹿息子を
タブラかそうとしている。
その化けの皮をはがそうとやってきたのは、理性と論理のマジシャン。
しかし、タネも仕掛けもない彼女の予知能力と魅力に翻弄され、いつしかって
雰囲気で恋の鞘当ては進行するし、超常現象すら信じるようになる。
別に月の光の魔力ってわけでもない。
月の光のマジックならば・・・第六十回のアカデミーで主要三部門でオスカーに
輝いた「月の輝く夜に」にしくものはない。
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