2015年5月25日月曜日
国を滅ぼすもの・・・・正義のスローガン
傾城・傾国の美女と言う言葉がある以上、オンナで身を滅ぼし、国を破滅させる。
西施
楊貴妃
妲妃
褒? ・・・・ オンナが国を滅ぼしたというより「オンナに溺れた絶対権力者」
絶対権力者がオンナに溺れると国家が危うくなるということらしい。
オンナそのものが国を滅ぼしたのは・・・
西太后
閔妃
位ですかねえ。
歴史上言う割に雌鳥が時を告げることはないが、彼女たちの罪科のどばっちりは
今に至るその後の東アジア史に大きな悪影響を与えた。
倭国では、そもそも絶対権力者って少ないもので事例も少ないし、
どうも「ヘソから下だって存外生真面目」って部分もある。
従って、オンナに溺れて国を潰した例も・・・・・
阿野廉子のおねだりや讒言を信じて建武の中興をおかしくした後醍醐
勾当内侍の色香に迷い意思決定に迷い、尊氏を撃ち漏らした新田義貞
・・・くらいを思い出す程度。
どっちかといえば「勝者の奢り」である。
いずれも「太平記」のエピソードですが、
平家物語では・・・単に軟弱な公達はあまた登場しますが、
国を滅ぼすほどの度量はない。
しかし、平家勃興のきっかけとなったのは、保元平治の頃の宮中の乱倫が、
多少影響している。
その意味で言えば待賢門院璋子なんかを真っ先にあげるべきかもしれない。
戦国時代は、油断も隙もない時代だったし、
江戸末期は、時代的に老境でオンナに狂うほどの気力もなかった(苦笑)
世の中一番危険なのは「能力がないくせに自己顕示欲に長けている輩」
なんちゃって「国を滅ぼすもの」は、正義(大義あるいはイデオロギー)です。
正論とは、論理構造が明晰であり、黒白がはっきりしすぎて反対しにくいだけ厄介である。
声高に耳障りの良いスローガンを弁舌爽やかに鼓舞する連中は胡散臭いと思えばいい。
・胸に愛国 手にハンマー
・守れ日の丸 汚すな歴史
・九千万人一列行進 出せ三千年の底力
・銃執れ 鍬執れ ハンマー執れ
・遂げよ聖戦 興せよ東亜
・子よ孫よ 続けよ建てよ 新東亜
・聖戦だ 己殺して国生かせ
・一億が みんな興亜へ散る覚悟
・血の犠牲 汗で応えて 頑張らう
・一億抜刀 米英打倒
昭和初期くらいから戦争末期ころまでのスローガンの時系列的変化
だんだん血なまぐさくて悲壮感が漂っているところが末期的です。
でも、当時は、言葉のヒロイズムに酔っていた・・・かな(?)
どっかの半島国に似ています。
そうそう、このような「わかりやすい」俗語版もあります(苦笑)
ちょっと狂歌風にアレンジを・・・
酒呑みは 瑞穂の国の 寄生虫 飲まないあなた 飾らぬアタシ
国策に 理屈は抜きだ 実践だ まだまだ足りない 辛抱努力
一億が みな砲台と なる覚悟 国が第一 私は第二(任務は重く 命は軽く)
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