2015年5月2日土曜日

狭山には魔物が住んでいるのか?




どういうわけだか「◯枝さん殺し」って覚えているのです。
まだ幼かった割にこの記憶だけは鮮明である。
苗字の「◯田」は、最近知ったこと。
しかし、今では「狭山差別事件」とか「石川青年冤罪事件」と言わないといけないらしい。
被害者保護の観点からの「言い換え」なら理解しますが、まるで「踏み絵」ではないかって声もあるようです。


罪状とは言えば・・・

強盗強姦
強盗殺人
死体遺棄
恐喝未遂
窃盗
森林窃盗
傷害
暴行
横領

営利誘拐ではないのか・・・(?)
要するに石川なる男による当時高校一年生だった被害者に対する刑法犯罪ってことです。


狭山って言えば西武沿線。
お茶の産地で赤旗まつりや長ったらしいホールの続く狭山CCよりも
この忌まわしい事件のネーミングで全国的に有名になりました。
善良な住民にとっては迷惑な話と思っているかもしれません。


あってはならないがよくありげな刑事事件であり、浦和地裁の判決が無期懲役であればこんなに紛糾し、
第三次再審請求(まだ棄却とはなっていない)まで半世紀以上も時間がかかる話ではなかった。
石川なる被告人が被差別部落出身であり、かかるがゆえに予断をもった捜査による冤罪事件という
主張を各団体がスクラムを組んでの法廷闘争を繰り広げている。

時間の経過とともに、事件の真実の追求(・・所詮は法廷上の真実です)よりも「場外乱闘」としか
言いようのない事件が相次ぐことになったと言われます。


近親憎悪みたいな支援団体間の確執や内ゲバ
司法に対する支援団体関係によるテロ行為
差別の視座を持たない報道や発言への「糾弾」活動
事件関係者の相次ぐ不審死
同和教育教材として取り上げられる


部外者には何がなんだかよくわかりません。
そういえば、宮崎駿の映画「隣のトトロ」は本事件モチーフ(冤罪鎮魂)説って
都市伝説が流布されています。
西武沿線は陰謀論渦巻く伏魔殿なんでしょうか・・・

実のところ、原武史さんの空間政治学本なんかにインスパイヤーされました。
彼は、近代史学者だと思ってましたが、どっこい、鉄道オタクなんですねえ。










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