人権尊重の時代、危険な任務や作業は、ヒトザルのすることではない。
しかし、人権とは生きるヒトザルの権利であって、植物人間や予後が不良ともなれば、ただのモノ。
必要なパーツだけを再利用し・・・
凶悪犯罪都市、デトロイトに登場したのが「ロボコップ」
人間らしい葛藤や苦悩から解放されていたはずだがって部分がネタバレの箇所。
シリーズ化され、三作迄。
定型化され、プロ映画鑑賞家を唸らせるほどのものではない。
しかし、ヨハネスブルグ警察に採用されたロボットの物語は、実に面白い。
犯罪対処型ロボットにはAIを必要としない。
只々、体育会系新入社員のように・・・
理不尽な要求をあるがままに受け入れる無思想
思考停止型な時間とルールの厳守
重労働への耐久
無節操な迄のチームワーク(for the team)
しかし、有能な開発者がそれに不満で、感情と思考能力をもつロボットを密かに試作してしまった。
その名は・・・・「チャッピー」
監督は、ブロムカンプ。
過去、異質な風景のSF系作品に特徴を持つ。
低予算ながら、中穴確実な興行センスもあるが、描写が暴力的なもんで
レイティング設定で多少オフィスボックス的には損をしている。
無垢なAIをもち、驚くべきスピードで成長するチャッピー。
善意だけの持ち主な開発者が生みの親。
しかし、育ての親が、ストリートギャングのバカップル
そもそも攻撃型ロボットを現金輸送車襲撃用にトレーニングをすればどうなるか?
ギャング同士の争い
敵愾心を持つ同僚開発者の制作した凶暴ロボットの登場
なんかが絡み合い、お話は、大円団へ。
あるの種の予定調和でエンドマークですが、ヒトザルの未来とはこういうものなのか・・・・
この刺激的なヒネリが、カタルシス(笑)
ドローンの規制強化がかしましい。
一方で、海外派遣の自衛官の帰国後の自殺(海外派遣との因果関係は不明)の相当だと論議中
緊張感のある仕事がメンタル面にある種の影響をあたえることは自明の話であり、危険と隣り合わせの職場では
有りげな話。
だから、危険なことはやめましょうってことにはならず、ケアをどこまでやるかという人的対策と
物理的対策をうまく組み合わせることである。
当然に、ロボットの活用とか先端システム技術は活用(ないし活用研究)をやっているはずだろうが、
これって「特定機密」に該当しますよねえ・・・(昔の言い方だと軍機に相当)
知る権利が制約されているって文句は一旦さておくが、
戦死に相当するとかしないとかって議論もよこにおいて、ストレス軽減に向けてどのようにテクノロジーが
活用できるかってことが先議であることは論をまたない。
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