2015年6月23日火曜日

いわゆる「第三者委員会レポート」とは・・・・?



大臣認定を偽装取得していた某社の調査報告書がリリースされました。
大手ローファームの総力をあげた三百ページを越える大作。
結構読み甲斐があると思いきや


長年に渡り
ほぼ全ての大臣認定において
組織的とも思える
品質保証の偽装、改竄・・・・・
 

がなされていたために、その事実認定に手間を弄し大部となったという建て付けです。
製造メーカーのくせに技術・・・特にインスペクションが理解できない経営陣だったようですし、
歴史はおろか経験にすら学べない体質みたいです。
検査の手抜きや品質偽装なんて技術屋の矜恃にかけてもやってはならないことって
骨の髄まで叩き込まれるのですが、今回で二回目。
個人的な利得はなかった云々は、弁明にも値しない。
そんなむつかしいことじゃないのですがねえ。

 
従って、提言の部分はありきたりです。
過去の断熱パネル事件の際にも同じことを多分提言し、それに沿って
組織や体制の見直しがなされたはずですが・・・
有りていに言えば、なにも変わっていないということになる。
企業風土に対する批判はそれなりに言及されていますが、それ以上でも以下でもない。
学習できない組織は組織のていをなさないし、
そのような組織は存在自体が危険である・・・程度の指弾はしないとねえ。
姉歯事件の時と違って社会全体の追求も甘めです。
地震危険国にとっては、重大関心事なんですが、なんか感度が悪い。

 

先日の入社式での社長訓示が面白い。
当社の「善きDNAを信じ、学び・・・」

 
一体この会社の「善きDNA」とは具体的に、株主総会で質問してみたいが、
残念なことに十二月決算なんですねえ。
総会では厳しい質問が株主さんから出たのでしょうか?
招集通知を目を皿のようにして斜め読みしましたが、どこにも本件の記述は
ありませんなあ・・・きっと読みおとしたんだ。
代表権ある経営トップは居座り・・・まさかと思いましたが、
流石に、どっかのサッカー協会の会長さんのように就任して、すぐさま退任だとか(笑)













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