2018年1月11日木曜日

話が違う「踊る貝多芬」


なんて読むんだ!?って話はあとから(^^)

20世紀バレエは、バレエリュスを嚆矢に、ベジャールで頂上に至るって
現代バレエ解説本には書いている...かどうかは知りません。
しかし、ニジンスキーの「春の祭典」のスキャンダラスなダンスが、
現代バレエの原点だとは誰もが言うところ。
かの天才ダンサーの映像はまったく残っていないのは
なんとも惜しい。
映画後進国ですら、9代目團十郎と5代目菊五郎の舞台映像が
ユーチューブで見られるのに...
ここら辺りまではマニアの世界ですが、一般化したのは

愛と哀しみのボレロ(ルルーシュの映画)

エンディングのジョルジュドンの舞踏のお陰で、
長尺で破綻しそうな複雑なストーリーをなんとか救った。




歴史的なパフォーマンスだとはおもいますが、
本来的なバレエ曲以外で振付がつけられた音楽は
圧倒的にロマン派(それも後期)
中身的にそうしかならないよなあ...と思いつつ
じつはあの「第九」のバレエ版がある。
なんと、ボレロの次の作品(60年代にリリース)
しかし、あの交響曲はロマン派音楽の先駆けだし、
優れて映像的なところがあるから、振付師の琴線に触れたか!


ダンシングベートーベン


公式サイトでは「著名人」とやらの絶賛コメントのヤマ。
こういう作りの公式サイトってかなりプロモーションに
困っている証拠だわ。
プロモーションにはかなり知力がいる作品。

ステージとしては素晴らしいものがあったと思いますが、
我々に提供されたのはバックステージなドキュメンタリー
なんともウダイ。

ライブビューイングだと勘違いして遠路はるばる寒村陋屋から脚を運んだ
恨み辛みもあるから、文辞もキツくなる(^^)


ーー

2018年の鑑賞一本目

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