2019年12月27日金曜日

何度でもマリエンバートで



第八藝術の名前に相応しい数少ない映画
折に触れて鑑賞するのですが...正直に告白すれば「意味不明」
名だたる映画評論家も、判らないとは言えないから
大傑作!だと太鼓判..じゃなくてメクラ判(コレって差別語なんだって)

アランロブグリエの脚本を
ココシャネルの衣装デザインで装い
アランレネが監督して、ベネチアでグランプリ

60年代はじめの倭国が、西洋文化の真髄に批判めいた言辞を弄せるわけが無い。
後年何度か観たが、やっぱりよう判らん
映画批評を読めば読むほどさらによう判らん(^.^)


しかし理解するヒントはシャネルのスーツにある。
ヒロインのために四着のドレスを提供したが
それぞれが...

ヒロインの視座
ヒロインに会ったという男の視座
ヒロインのパートナーの視点
そしてこれらの去年と、現在の時制

これらの四つのプロット毎にお色直ししています。
四つのエピソードを説明なくシャッフルしていますが、
注意深く、衣装単位に映像記憶を再編成すれば良い。

黒澤の羅生門をキャベツにしたような難解版ですが、
種明かしはそんなもの
が、マジックのタネが分かってもやっぱり頭の中は支離滅裂

年明けに神戸で上映が予定されていますから
再チャレンジ!
この映画が心底から理解できたら、アタシは映画を卒業します!

0 件のコメント:

コメントを投稿