2019年12月14日土曜日

文七元結



ヤマトタケル
小栗判官
ONE PIECE
NARUTO
風のナウシカ

ファンにはピンとくるだろうが、
微苦笑するか、口の中が苦くなるかは知らない。
創成期の歌舞伎なるものが如何なるものかは知らない
思うに芝居よりも踊りと歌謡だったみたい。
その後、下等雑食動物並みに凡ゆる芸能ネタを歌舞伎ヴァージョンに
取り込み、咀嚼してきた。
歌舞伎オリジナルって...外来取り込みネタを除外すれば
貧相な風景しか残らない。

藝術は守離破
旧来墨守では明日はないのはわかるが...
能素材は松羽目ものと言われ、明治以降に解禁になり、
今や古典。
オリジナルの良さもあるが、それぞれの藝術の分野での
競演がネタを磨き長い命脈を保っているのですよ。
勧進帳だって、能や浄瑠璃..果ては映画まで
がしかし、歌舞伎役者が演じればなんでも歌舞伎になる訳でもない。

さてさて...これらのマンガは誠の花だろうかなあ?
読んでもいないから論評もしないが、
どうして不朽の大傑作の「火の鳥」じゃないのかねえ
これならば、百年後も残ると確信がある!


因みに文七元結は、圓朝師匠の落語がオリジナルの人情噺
登場人物が多くてキャベツなみなぐちゃぐちゃな展開で
完成度は高くない。
真景累の足下にも及ばないが...だから素材として面白いのか。

亡き勘三郎と今の勘九郎の舞台なんですが、
間寛平がやれば、吉本新喜劇にしか思えない内容。
かれらがやるからなんとか歌舞伎に見える。

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