スパイクリーがNYUの先生をしているのは知っている。
どうやら、新しい才能を見つけて出資支援をしたいらしい。
焦げたハンバーグを黒パンで包んだような野卑な作品しか
作れない己れの才能の限界を知ったようです。
まあ、昨年のブラック・クランマンは、多少良くなったが...
その彼絶賛の新しい才能が結実した作品が...
第三夫人と髪飾り
ベトナム出身の女性のデヴュー作
スパイクリー推奨ですから半信半疑どころか、三信七疑(^^)
舞台は19世紀の北ベトナムの山間部の豪農一族
第三夫人として嫁した少女がヒロイン
東洋の神秘な桃源郷なのですが、なんとも妖美な世界
第一夫人には年頃の長男
第二夫人には三人の娘。オトコの子を産まない夫人は奥様ではない。
第三夫人としては...なんとしても息子を産んで地位を確かに
長男に嫁が来た...が初夜をボイコット!
いまどきならばゲイの設定なんでしょうが、
実は第二夫人と不倫状態
嫁は実家からも拒否され、進退きわまり自裁の道へ
第三夫人は難産の末...産まれたのはオンナの子
一族の暗い未来を予感させる幾つのシーンでエンディング
実に素晴らしい!
しかし、この映画を構成する主要なモチーフは、
儒教文化圏では唾棄されるものであり、東南アジアでは軒並み上映禁止
オリエンタルノスタルジアが大好きな先進国では...
絶賛される結果となった。
ベトナムって社会主義国なんだが....
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