2024年6月7日金曜日

ありふれた教室

 



ドイツの学校制度は複雑怪奇。生徒達の風貌や授業内容からギムナジウムの倭國の中学三年生位のクラスイメージだとおもわれます。

現下のドイツの移民事情を反映し多民族クラス。ゲルマン民族は少数派に見える。


邦題は「ありふれた教室」なんですが、明らかに意訳っぽくて、オリジナルは「職員室」というべきか。


学校内で頻発する細やかな盗難事件。内々の犯人探しが、手順の齟齬から大きな波紋が学校内を混乱に陥れる、、、っておはなし



一義的に疑われるのが生徒だが、追求のやり方が難しい。何か疑惑をもたれたことが周囲に知れた途端に「推定有罪」となる。

よくある話だが、初動捜査のミス。

更に担任教師が囮捜査なんか(隠し動画撮影)をやってしまい、決定的とまでは言い難い映像に校長が飛びつき、犯人と目される教員(子弟は生徒でもある)を責め立てたものだから、、、、


疑心暗鬼は学校の秩序を瓦解させ、とうとう警察力を導入してしまう羽目となる。

なんとも後味の悪い結末だが、こうなれば、もう学園ドラマじゃなくて、寓話だ。

何を寓意するかの解釈はそれぞれ。





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