民間人探偵の超絶的推理なんかは最近は流行らない。
密室殺人トリックもネタが尽きたのか、、、限定的
昨今はもっぱら、警察ミステリー。
悪しき公安組織が暗躍し、犯人の多くはご禁制の品物を扱う893にチャイニーズ。
対するは、品行方正とは言い難い警部補クラス。
社会派という程の深みには乏しい。
中山七里
多彩な乱作を売り物にする。
雑多な知識はどこで仕入れたのかね(^^)
アタシより一回りくらいお若いが、雑学には負ける
なんちゃって、一種独特な外連味たっぷりな主人公の造形設定やらプロット。
岬洋介。
父親は検察のエース
本人は、天が二物を与えたらしく司法試験首席合格の傍ら全日本クラスのピアノコンクールの優勝者(ショパンコンクールのファイナリストって凄くありません)
勘当の憂き目なんさ歯牙にもかけず、検事よりもピアニストへ
作者のクラシック音楽の傾向的な趣味には呆れかえるが、コンクールの課題曲にベートーヴェンのピアノソナタの中でも難度の高い32番や21番、、、とりわけ32番なんかをコンテスタントが選ぶかなあ?
コンサートならまだしも、コンクールは減点法ですから難曲を選択する危険な真似はできない。
御子柴礼司(本名は園部信一郎)
触法少年、、、それもサカキバラクラスの猟奇犯が弁護士になり(元893の弁護士が実際におられるそうだから別に荒唐無稽でもない)有罪を無罪にするのは朝飯前。法外な報酬を要求するもんだがら、クライアントは、、、まあ予想できます。
彼もまた少年院時代にベートーヴェンに目覚めたらしき、モーニング音楽は「熱情」
中山七里ワールドの登場人物は、捜査関係者、メディア、法曹界の住人は皆さんユニーク。
かかるが故に、犯人も
司法研修所の教官
検察事務官
捜査一課の警部補、、、、あり得ないとは言わないがあまりにあまり
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