2024年4月3日水曜日

釘煮

 なんだ!この値段は



家に帰るなり、我が家のケメコ様に、一匹いくらか計算しろ!って厳命(^^)

凄いですよ。

60グラムで税込千円以上二千円以下。

たがが稚魚の煮物ですよ


でも、茅渟の海育ちの人間にはソウルフードだから、、、

かつては、良家の奥様が子女を扱き使いながらキロ単位で「釘煮」をつくり、親類縁者に送るのが慣わしだったが、、、

今となっては希少だし、食することもけだし浪費だ。

でも、ポン酒に合うんですよ(^^)

わざわざ濁り生酒を贖いにゆき、、、さらに浪費だ(^^)


今年度最後のお鍋かなあ、、、なんてな老夫婦の会話。

なんとも、、、湯葉とイカナゴ釘煮がメインな晩御飯でした。なべ魚なんて安いものでしたよ




リンクに他意はありません。

ここいらあたりな海原を詠んだ歌があまりにないもんで、、、、

いい校歌だとおもいますよ、、、



2024年4月2日火曜日

一気に春が来た

 



なんだかんだと言っても、はるは、桜の開花。

気分が良くなったから、言葉遊戯でも、、、、



夕暮れや

嵐に花はとぶ

とりのあすかみゆきのあとのふるさと



伏見院の御製。

歌人としては奥様(永福門院)の方が上だが、なかなかどうして、屈指の書帝でもあらせられたそうな。

和歌自体の芸術性はさておき、縁語掛け言葉を駆使したことば遊びの妙味、、、だから、勅撰集には未載。


くどくどと遊びの舞台裏の講釈はうだいから「補助線」だけ、、、


春嵐は如月から弥生にかけての突風

風に桜花は飛び(散り)

飛ぶ鳥は「飛鳥」の常套句

みゆきは御幸とも深雪とも、、、

雪むら消えの山里の寒村




2024年4月1日月曜日

プロメテウスの運命

 



三時間ですよ!

尺が長くて、、、でも瞬ぎもせずに鑑賞。
予備知識のない観客を想定していない仕様ですが、アタシってあんまり予備知識はないのですよ(^^)

原爆の父と言われる理論物理学者だとは知っています。
核兵器のおぞましさに警鐘を鳴らしたことも知ってます。
かかるが故に赤狩りヒステリーの中で言われなき指弾を受けたことも、、、、



一億ドルの製作費で十億ドルの興収だし、映画自体への賛美にはありあまるまでの映画賞の数。

しかし、反核兵器のムーブメントの広がりにはならず、、、そもそもそんなプロパガンダ映画じゃないし普通の伝記映画だから、、、と言うには錯綜した時系列や複雑なレトリックが満ちた言葉の格闘技とかのノーランズワールドです。

なんか、反核兵器映画じゃないと、この手の素材は製作も興行もしちゃあかんのかいな?

そんな皮相にして軽薄な反核運動しかやっていないと勘違いされているのか、実際そうなのかはアタシには分からない。

ただ、キノコ雲や黒い雨や惨いケロイドのシーンをこれでもかって見せつける事だけが反核の証しだとは思わないし、むしろ、、、誤解を恐れずに言えばある種の自己満足だ。


あの日から時が経ち、、、核兵器が「絶対悪か抑止力(必要悪)」って議論はナイーブになり「強力な大量破壊兵器」って考える向きも、、、そこいらのローグネイションはみんなそうだし、昨今は平気でそのような事を口にする。

絶対悪と必要悪の議論レベルならばまだしも、、、もう時代は困った方向に変わりつつあるんだよなあ。


そんな時代認識もなく、百年河清を待つようなお花畑議論に一石を投じる一作でもあるという事です。

そんななかで、倭國での上映を躊躇し、、、まあそうでしょうなあ(^^)

オスカー賞を沢山もらったからって、おそる恐るなあざとい興行政策。



1954年の第五福竜丸の悲劇を契機に、一部の都民の善意で始まった広範囲な反核運動。その中で日共の隠れ蓑みたいな合唱サークルの手になる反核ソング。

まだ歌われているらしいが、肝心の運動母体が愚かしい党派性の中で分裂し、未だに修復不能であんまり話題にもならない。

国内ですらいがみ合っている有様で、唯一の被爆国との悲劇性だけをヨスガにするような反核兵器論では世界にアッピール出来ないんだよ。


興行予想は得意じゃないが、シネコンの大箱でやるような作品じゃないから、、、小屋は持ち出しだな。

アタシの予想が外れて連日の満員御礼になる事を祈念してはいますが、、、



2024年3月31日日曜日

彼の最後の晩餐

 



アタシはそれ程好きではないが、かの大村益次郎は無類の湯豆腐好き。
毎夕三丁の豆腐にポン酒が三合。


知らなかったが(ウィキにもお献立の内容までは書いていないし、司馬さんの小説にはどうだったかなあ?)三条木屋町の旅館での会食中にテロルに遭遇するのだが、、彼の最後の晩餐は「湯豆腐」だった。



無類の合理主義者でしたから、経済性やら栄養的にも最善の調理素材がお好みだったということ。

しかし、彼は湯葉を知らなかったのだろうか?

あまり一般的な食材でもないし、納豆や豆腐に比べればエクスペンシブかも


大豆を煮沸し、豆乳とオカラに分離し豆乳を凝固すれば豆腐になるし、さらに豆乳を煮詰めた上澄膜が湯葉。

言ってみれば「大豆の一番良質な部分」

因みに、オカラだって安価で栄養価満点なんだが、多くは産廃物扱い


大豆一キロから豆腐が三ないし四丁できるそうだが、、、、湯葉は??(はるかに歩留まりは悪そうな事はわかる)


アタシは「湯葉鍋」が大好物。困った事に我が家のケメコさまもお気に入り(^^)

高価な食材(河豚、九絵とか)には見向きもせずに、多少は安っぽい具材をアシライ程度には使いますが、ひたすらに湯葉(奮発した時には生湯葉で普通は乾燥湯葉)だけを、、、、

場合によっては、高級魚菜と値段は変わらない(^^)




2024年3月30日土曜日

地酒、地ビール、地方(ジカタ)

 


昭和テイスト満載の用語、、、だと思う。

まず「地」とは田舎であり、小馬鹿にした言い方。かつての軍人は民間人をそう言った。

都会ではないとエリアをイモ呼ばわり的に決めつけた見下し感がありあり


地酒とは、全国規模で売れないマイナー商品(当然味も悪いは、、、偏見そのもの)

さすがに昨今は蒙昧の輩も目が覚めたらしく、見かける事は無くなったし、所詮全国規模で売りまくるポン酒は桶買い商品で、まともなポン酒すなわち地酒


地方(ジカタ)

アタシは使ったことのない言葉ですが警察小説にはよく登場する。県警本部の部長職以上は基本キャリアのポスト。しかし一定範囲でノンキャリアを登用する。地方人(田舎者)ってニュアンスで確かに宜しくない。

民間企業でも、本社採用と地方採用の制度があれは、コソコソと使われるのだろうなあ


地ビールは昨今クラフトビールと呼ぶそうな。

呼称だけのことだからどうでもいいが、地ビールだから美味いってわけでもない。

でも、富士桜高原麦酒は美味い❣️❣️

さて、我が寒村陋屋界隈の地ビールは「八朔エール」

みかん系の一種である八朔は界隈の名産品。

エールと銘打つ以上、上面発酵で「芳醇濃厚な呑みごたえ」が味わえるはずが、、、


ケースで買わなくて正解だった(^^)

やっぱりかうならコレです





2024年3月29日金曜日

ビニールハウス

 


カンヌで「万引き家族」がパルムドールに輝いた際に、官房長官記者会見で菅長官はスルーし、、フランス人記者にくってかかられ、赤面狼狽するとはなんたる失態。
倭國社会の見せたくない部分の映画化だからってわかるんだが、、、アタシなら堂々と反論できますがね(以前にもネタにしましたから、委細略)


映画「パラサイト(半地下の家族)」が世界の映画祭を席巻した際のコリアンの青瓦台の反応は知らないが、これもまたあんまり触れたくはないだろうなあ。



そして、更に輪をかけてコリアン社会の陰の部分を曝け出す、、、まあ傑作の部類だ!

アタシがハマる「韓流」って、この手ばっかり(^^)



コリアンって、凄まじい格差社会であり、年金制度の歴史的蓄積がない割に少子高齢化が進み、、、なんとも、、、いまでも大変らしいから先々は想像すらしたくない。


主人公の中年女は劣悪な施設住まいの要介護の母親と少年院収監中の息子を抱える訪問介護士で、なんとまあ、ビニールハウス暮らし。

クライアントは盲目の元インテリ風の紳士と強度の認知障碍のその妻。ある日事故が起こり妻は事故死。

狼狽したオンナは、自分の母親を身代わりにして発覚を隠蔽しようと画策するが、、、負の連鎖は次々と


クリスティの「そして誰もいなくなった」風な、登場人物の全てが、不幸の果てに消え果てていくようなエンディングってなかなかのおぞましさ。


さるアカデミー国際長編映画賞のコリアン代表は、当然この作品であるべきだったと思うが、なんかの力学が働いたんだろうなあ、、、悪くはないが傑作とも言い難いディザスター映画が選ばれました(無論ファイナリストにはなれなかった)

実はフランス代表も本命がマクロン氏に嫌われるって事件がありました。




2024年3月28日木曜日

嘘だといったよ!

 



疑惑が払拭されたと大谷ファンは安堵し、ドジャース嫌いは疑念の声を、、、

好き嫌いで罪状認否なんかするなよなあ。

ピートローズケースに比定するなんて印象操作だよ。彼は真っ黒なんだし、MLB最多安打記録だって捏造とは言わないがかなり「操作」されている。



Say it ain't so, Joe! (嘘だと言ってよ、ジョー)


どっかの米誌のキャプションなんだろうが、この名選手はギルティを認めているから、大谷ケースに引用するのも適切じゃないが、あまりなファンの愛情心理のほとばしりを伝えたかったってことにしておきます。

シカゴソックスの八百長事件に加担したシューレスジョーとファンの少年のやりとり(正確にはこんな会話だったらしいが、記者の捏造とも)


It ain’t true is it, Joe?


Yes, boy, I'm afraid it is.



知り得た情報に限りがあるから、アタシにはまだよく分からないが、、、


多額の使途不明に半年も気がつかないって、一般的にはそうだろうが、彼は金銭に無頓着みたいだし、収入レベルからすれば小銭感覚。

早晩明らかになるだろうが、銀行口座開設に一平(敬称略)のサポートは当然あっただろうし、口座も複数あると思われる。その中のひとつくらい一平に管理させ、雑支出に使っていたこともありえるはなし。

であれば、送金の際の多段階認証を一平がひとりでやれても不思議はない。

ならば、、、一平の行為は窃盗ではなく横領なんだが(CAの刑法体系に無知だからこれ以上はなんとも)

あえて「盗まれた」って強調する意図がわからないが、厳密な用語を使った訳ではないだけ?

横領された!と言ってさえくれれば、賭博の借金だと知りながら送金を容認したとかって勘繰られないのだが、、、、


一平の発言の二転三転は、多分本人の保身の可能性の方が高そうに思えるし、大谷の身代わり説は荒唐無稽にしか見えない。

最終的に無傷で済むかは分からないが、一平が野球賭博とは無縁だとすれば、仮になんかあっても大谷のペナルティは「軽微」だろうし、その程度はプロの肥やしだし、代わりにこのエピソードを彼にプレゼントしよう。



かのスタン・ミュージアル(カージナルスの往年の名選手)の殿堂入りの際のコメント(だと思う、、あるいは引退の記者会見?)


I am proud of my batting average and home run and other numbers,but rather that I have risen up from countless defeats and slumps,

I am proud of the fact that I have risen up each time.


さすがにMLB史上屈指のレコードホルダーを持つ名選手にして人格者らしい名言。

易しい英語だから、普通に和訳してはあまり面白くない。

だから、、、こんな超訳はどうかな?



艱難汝を玉にする




2024年3月27日水曜日

学び直し(4)

 




おおむね「江戸時代」が対象となりますが、記述構成としては「西洋人の来航に始まりアメリカンの黒船到来前夜まで」
なかなかにドラマティックな、、、、


そうとかやく言うような中身ではないのですが、じゃなくてかなりオブジェクションです(^^)


いわゆる「江戸期暗黒史観」色が強すぎるように思えます。

士農工商なり強固な身分制社会と虐げられる女性という刷り込み感満載。

そんなものは虚構だとは言わないが、身分の流動化はそこそこあったし、身分として農民が商人よりも上位かどうかは疑わしい。江戸期の女性(武家の子女はさておき)は結構自由を満喫していたのですよ。


そして、討幕運動の立役者は、、、


長州は、高杉、木戸

薩摩は、西郷、大久保

土佐は、坂本、中岡、後藤


まるで司馬さんの「竜馬が行く」そのもの。

実際は、坂本龍馬の活躍は限定的だと聞いていますから、これじゃ教科書ではなく小説や講談本ですよ。


.....


ということで、次はなにかと物議をかます近代なんだが、、、委細はパスします。

この分野は、加藤陽子先生の著作で充分。

いちおう超斜め読みしましたが、さしたるコメントはありません。

2024年3月26日火曜日

コールドケース

 


フレンチミステリーは、、、小理屈が多くて疲れるって、、、でも、それが面白いって思う場合もある。


実話をベースとする未解決事件ですが、舞台はグルノーブル界隈のようです。

アタシが絶賛した「落下の解剖学」も同じ場所。

こちらは法廷劇ですが、被告は無罪となりましたから、これも結果的には未解決事件です。



ある種の猟奇的な若い女性の殺人事件です。

結構奔放で、、、関係したオトコは全て容疑者にみえてくる。未解決なまま三年が経ち、新任の予審判事は再捜査に意欲を燃やし、全く新たな容疑者を割り出す、、、、

これで事件解決ハッピーエンドならば、面白くもなんともない(^^)

個性的な捜査チームひとり一人まで丁寧に造形しているミステリーというよりもヒューマンドラマです。


未解決のまま終わるミステリー映画って、そう沢山はありませんが、何れもそれなりで、その中でも出色の部類です。