2024年4月8日月曜日

ラインゴールド

 破天荒なピカレスクロマンっていうから(^^)



見るからに凶悪そうな、、、クルド人。

両親はまともなんだが、、、父親は音楽家で、過酷な音楽の英才教育が身を助けた。ホメイニの弾圧で難民となり、末路はよくある話。



批評に困るような映画なんだが「ラインの黄金」と言われれば、途端に覚醒する。

ワグナーのニーベルングの指環四部作の第一部



なんか関連性があるのかと、、、まあこじつけでしかないが


実話だそうです。

ドイツに避難したクルド難民

お決まりのようにストリートギャングとなる

金塊強奪事件で服役


疎遠ながら面会に来た父親が、、、


有り余る無駄に暇な時間を活用しろ

あたしならばシンフォニーが書ける。


主人公の音楽力ではラップしか作れないが、彼の半生をモチーフにした獄中製作のCDは結構売れ、ミュージシャンとして成功、、、、


2024年4月7日日曜日

桜に春雨

 ままならぬは世の常



語調はスムーズなんだが、小賢しいだけの音楽家の手になる演歌みたいで、、、俗臭紛々。

とても王朝美學とも思えない。


実は、古今和歌集収録の大伴黒主の作。

なんせ、最下級の貴族にして伝不詳ながら六歌仙のひとり。

そんなことはアタシはどうでもいい。

しかし、「そのさまいやし。いはば薪を負へる山人の花の陰にやすめるが如し」と、紀貫之が古今和歌集仮名序で喝破したとおりだ。


あまつさえ、帝臨席の歌合でズルをやらかしたんだよ。

謡曲「草子洗小町」によれば、対戦相手は小野小町。

逆立ちをしても勝てそうもない。小町の出詠をあらかじめ盗み出し、、、当日、



恐れながら、小町の歌は古歌にて候(盗作だとクレームをつける)


そんな品性下劣な輩は、詠唱にも品がない。



話かえて


人麿(柿本人麻呂)は、赤人が上に立たむことかたく、赤人は人麿が下に立たむことかたくなむありける、、、


と仮名序にはありますが、アタシ的にはいささか褒めすぎだが、黒主と違い、品格があります。



2024年4月6日土曜日

オバケ退治

 


お化けも「オバケ」と書けばイメージがほのぼの。しかし、幽霊はともかくとして、怨霊、悪霊となればそれはそれはおどろしくて、、、



なんとなく、、、だが、オバQに造形をインスパイアされたみたいなゴーストバスターズに登場するオバケですが、80年代の社会現象的なホラーファンタジーコメディ映画。

観た記憶はあるし、耳から離れないサウンドトラックだが、、、コンテンツは全く思い出せないし、なんとまあ、シガニーウェーバーがヒロイン



監督のアイバンライトマンはこの一発屋。子息も映画人となったが、トンビがタカ(とまではいかないが)を産んだようなもの。

親父の衣鉢をついで、、、しかし、泥鰌は何匹もいるもんじゃない。こんな素材に才能を浪費するとは、、、まあ親孝行なんだろう(^^)


第二作以降全く食指がすすまないが、雨で予定が流れたもんで、、、他にみるべきもののなく、最新作を



プロ映画鑑賞家の真骨頂は、素晴らしい映画かそうでないかは観なくてもわかる!

ほぼ爆睡、、、



2024年4月5日金曜日

百罰百戒

 如何なものかなあ?



処罰に恣意性があってはならないが、、、

金額基準で可罰性を排除する事は構わないが、その足切り基準が五百万円で妥当かねえ

離党勧告はそれなりな重い処分なんだろうが、、、簡単に復党できるのよ。

自民党として公認は出来ないが「推薦」は可能だろう。

要は、伏魔殿のさまはようわからん




不当な訴追で罷免されてしまった岡口先生は、法曹界に復帰するのは不可能ではないが、まことに狭き門。

裁判官として、違法、懈怠、能力不足、職業倫理欠如としか思えない輩は他にあまたいそうだが、、、


アタシって、岡口先生の著作にはお世話になった恩義あるし、、、



はなし戻して、、、

党役職停止とか党員資格停止って、さほどのこと?

まさか行政府の役職に就任したりはしないよねえ、、、でもなんでもありだし、なり手がいなくなるし。

それに「選挙での公認」も執行部が認めれば可能だそうですよ


次の選挙までには、ゾンビのように復活しそうだが、

想起しましょう

第一次安倍政権の蹉跌の第一歩は、郵政民営化反対離党議員の大量復党だった。

戒告を含めて「裏金候補者」を選挙でどう取り扱うか、、、よく監視しないと、

シェイクスピアの名台詞

 



特段気取って、あるいは着飾って観るようなものではない。たかがエリザベス王朝の頃の大衆演劇。
江戸期の小屋掛けの歌舞伎なんかと同じようなもの。
ヒトザルの悲喜劇、悪行、滑稽なんでもあり
名台詞と言っても当時の警句駄洒落程度だし、先輩の剽窃もあったといわれています。
同じことを言っても、シェイクスピアならば大向こうを唸らせる。

このあたりも歌舞伎に似ています。


彼の古英語には、歯が立たない。
なもんで...小田島雄志氏の対訳本にひろい読みするに...

ハムレットやらあまりに有名な四大悲劇の独白は横に置いといて
シニカルなオトコとオンナのあいだがら...


オトコは恋をささやくときは四月、

結婚すれば十二月
オンナは娘のあいだは5月、

人妻になれば空模様は一転する
(お気に召すまま 第四幕)


オンナの皮をかぶったトラのこころ
(ヘンリー六世 第三部)


だって...はオンナの理由
(出典は忘れました!)

あんまり講釈は必要ないが、最後だけはあまりなアタシ的意訳ですから
原文を

I have no other but a woman’s reason
I think him so, because I think him so.

メスザルは論理的でも理性的でもないと大劇作家が喝破したってことだが、、、あくまでも大劇作家の見解です。
でも、オスザルが論理的で理性的だと言う台詞は...知らない



2024年4月4日木曜日

春に京の雨

 


咲き始めた桜花に無情な春の雨



今時は、知る人もいなくなったが、、、


月さま、、、雨が

春雨じゃ 濡れてまいろう


島田正吾と辰巳柳太郎が二枚看板の新国劇「月形半平太」の台詞の一節。

何が名台詞なのか皆目わからない。

まだ「国定忠治」の、、、赤城の山も今宵限りうんぬんのほうがそれこそ芝居ががってまだおもしろいかも



今となっては時代錯誤感満載の舞台様式ですから、すでに消えてなくなり、、、映像化からも見放されてはや半世紀はたったかな?


春雨に桜花つきものだし、

甘暖かい春風の宵の小糠雨、、、ならば傘をさす方が野暮。隣に祇園芸者の雛菊(だったかな?)がよりそえば、多少恰好もつけたくなる。

しかし、映画のスチール写真には必ず蛇の目が登場しますし、、、やっとみつけた映像の残片


なんだい、オチはそういうことか(^^)



主人公は土佐郷士の武市半平太がモデルとされるが、諸説さまざま。

攘夷やら討幕やら政治という謀議は酒とオンナが手近なところにないとはじまらないのは今も昔も変わらない。

政治資金収支報告書をとやかく論っても、、、倭の文化なんですよ。

べつに「待合政治」を非難はしないが、最高の環境での陰謀にもかかわらず「その結果に不満」なんですよ

2024年4月3日水曜日

釘煮

 なんだ!この値段は



家に帰るなり、我が家のケメコ様に、一匹いくらか計算しろ!って厳命(^^)

凄いですよ。

60グラムで税込千円以上二千円以下。

たがが稚魚の煮物ですよ


でも、茅渟の海育ちの人間にはソウルフードだから、、、

かつては、良家の奥様が子女を扱き使いながらキロ単位で「釘煮」をつくり、親類縁者に送るのが慣わしだったが、、、

今となっては希少だし、食することもけだし浪費だ。

でも、ポン酒に合うんですよ(^^)

わざわざ濁り生酒を贖いにゆき、、、さらに浪費だ(^^)


今年度最後のお鍋かなあ、、、なんてな老夫婦の会話。

なんとも、、、湯葉とイカナゴ釘煮がメインな晩御飯でした。なべ魚なんて安いものでしたよ




リンクに他意はありません。

ここいらあたりな海原を詠んだ歌があまりにないもんで、、、、

いい校歌だとおもいますよ、、、



2024年4月2日火曜日

一気に春が来た

 



なんだかんだと言っても、はるは、桜の開花。

気分が良くなったから、言葉遊戯でも、、、、



夕暮れや

嵐に花はとぶ

とりのあすかみゆきのあとのふるさと



伏見院の御製。

歌人としては奥様(永福門院)の方が上だが、なかなかどうして、屈指の書帝でもあらせられたそうな。

和歌自体の芸術性はさておき、縁語掛け言葉を駆使したことば遊びの妙味、、、だから、勅撰集には未載。


くどくどと遊びの舞台裏の講釈はうだいから「補助線」だけ、、、


春嵐は如月から弥生にかけての突風

風に桜花は飛び(散り)

飛ぶ鳥は「飛鳥」の常套句

みゆきは御幸とも深雪とも、、、

雪むら消えの山里の寒村




2024年4月1日月曜日

プロメテウスの運命

 



三時間ですよ!

尺が長くて、、、でも瞬ぎもせずに鑑賞。
予備知識のない観客を想定していない仕様ですが、アタシってあんまり予備知識はないのですよ(^^)

原爆の父と言われる理論物理学者だとは知っています。
核兵器のおぞましさに警鐘を鳴らしたことも知ってます。
かかるが故に赤狩りヒステリーの中で言われなき指弾を受けたことも、、、、



一億ドルの製作費で十億ドルの興収だし、映画自体への賛美にはありあまるまでの映画賞の数。

しかし、反核兵器のムーブメントの広がりにはならず、、、そもそもそんなプロパガンダ映画じゃないし普通の伝記映画だから、、、と言うには錯綜した時系列や複雑なレトリックが満ちた言葉の格闘技とかのノーランズワールドです。

なんか、反核兵器映画じゃないと、この手の素材は製作も興行もしちゃあかんのかいな?

そんな皮相にして軽薄な反核運動しかやっていないと勘違いされているのか、実際そうなのかはアタシには分からない。

ただ、キノコ雲や黒い雨や惨いケロイドのシーンをこれでもかって見せつける事だけが反核の証しだとは思わないし、むしろ、、、誤解を恐れずに言えばある種の自己満足だ。


あの日から時が経ち、、、核兵器が「絶対悪か抑止力(必要悪)」って議論はナイーブになり「強力な大量破壊兵器」って考える向きも、、、そこいらのローグネイションはみんなそうだし、昨今は平気でそのような事を口にする。

絶対悪と必要悪の議論レベルならばまだしも、、、もう時代は困った方向に変わりつつあるんだよなあ。


そんな時代認識もなく、百年河清を待つようなお花畑議論に一石を投じる一作でもあるという事です。

そんななかで、倭國での上映を躊躇し、、、まあそうでしょうなあ(^^)

オスカー賞を沢山もらったからって、おそる恐るなあざとい興行政策。



1954年の第五福竜丸の悲劇を契機に、一部の都民の善意で始まった広範囲な反核運動。その中で日共の隠れ蓑みたいな合唱サークルの手になる反核ソング。

まだ歌われているらしいが、肝心の運動母体が愚かしい党派性の中で分裂し、未だに修復不能であんまり話題にもならない。

国内ですらいがみ合っている有様で、唯一の被爆国との悲劇性だけをヨスガにするような反核兵器論では世界にアッピール出来ないんだよ。


興行予想は得意じゃないが、シネコンの大箱でやるような作品じゃないから、、、小屋は持ち出しだな。

アタシの予想が外れて連日の満員御礼になる事を祈念してはいますが、、、