2016年6月20日月曜日
歴史編纂
衒学的なトップがいると、社史編纂なんて言い出す。
始めると会社の存続の間はやめるわけにはいかない。
辞めてもいいが、世間から小馬鹿にされる。
陽の当たらない姨捨山風なオフィスに、飛ばされたおじさんにおばさん(笑)
まあ、いいじゃないか。
青山いたるところにあり!
まあ、そんなもんで社史なんかロクデモナイが多くが、
鑑賞に耐えうるのは、狭い知見の範囲ですが、郵船百年史くらい。
しかし、たまに、検閲をすり抜けた不都合な真実の記載があったりして、つまらん会社のつまらん社史も結構面白いのです。
多くは、六十年を一区切りに編纂し、十年単位で加算してゆく。
ゼロ一銘柄企業なんかは、社史すなわち業界産業史と思うくらいの自負心があります。
馬鹿にしたような言い方をしましたが、歴史編纂とは、
正統性の証しである。
中国の正史が最たるものであるが、自分が討伐した前政権の歴史を編纂する事で
初めて、王権の正統性が担保される。
その前提には、盤石の政権体制がある。
どの企業だって、不況のドン底で、社史なんか公表しない。
明日がしれない状態で、輝く未来に躍進、、、なんて書きようがない。
生きているうちに、清朝正史が読めるとおもっていたが、洞察力がなかったようだ(笑)
21世紀後半くらいになりそうです。
しかし、出来ない可能性も相当にあります。
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話題を変えると、誰が編纂をするんだって基本的な問題
辛亥革命後、袁世凱が正史編纂事業を始めましたが・・・・たぶん頓挫したんでしょう
台湾に逃れた中華民国は「草稿」を発表していますが、正式完成版は・・・どうなったのかねえ
北京政府は、10年ばかりまえに編纂委員会を組織し、
2010年代初めにはリリースすると発表していますが、その後うんともすんとも(苦笑)
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