神(・・・キリスト教の神様ですよ)は実在します。
が、ハラの出たしがない中年の男風
ブリュッセルのとあるアパート
デブの妻(つまりは女神)とこましゃくれた娘(・・・神の子ですなあ)の三人暮らし
しかし、家庭内は諍いが絶えず、平和で平穏な暮らしもいいがたい。
神は・・・・世界をPCでコントロールしている。
皮肉と諧謔、ある種の悪意でしかない展開で物語はスタート
神の子は、親子喧嘩の果てに「余命メール」をヒトザル全員に一斉配信してしまったから、
世界は一大パニック。
なんともふざけた映画でして、当然観客もまばら。
笑いを取る悲喜劇映画なんですが、ユーロ風のギャグがわからない。
ひとりクスクス笑ってる僕って、なんか異様なのかねえ(苦笑)
余命の測定なんて「神の領域」であって、ヒトザルは知ってはならない。
知ってしまったヒトザルのやることは、愚行か出家。
一番幸せなのは、狂言回しのようなホームレス。
かれは自分の余命を知らない・・・・・のは当然でガラケもスマホも持っていない(これも作家の言い方ことか?)
宗教批判の映画というよりもネット社会への諧謔かしら?
往年の大女優、カトリーヌ・ドヌーブがどうしてこんな映画に出演したんだろう。
それにゴリラに恋する中年人妻の役なんて・・・
可憐で清楚だった「昼顔」が、いまや・・・・泣きそうになった。
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