2016年7月3日日曜日

彼らは微笑みながらやって来る。





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彼らが共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが何もしなかった。
彼らは社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが何もしなかった。
彼らによって学校、新聞、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
彼らはついに教会を攻撃した。私は行動した・・・・しかし、それは遅すぎた。
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ニーメラー牧師の有名な警句詩の一節ですが、説教の一部らしくて定本が有りません
牧師の趣旨を尊重しながら、様々に言い換えられています。
川向こうの火事で自分には関係ないよねってことが段々に身近になっていく恐怖。
今回は丸山真男の著作から一部修正引用しています。





今や民主主義とは無関心の代名詞である。
そうあってはならない仕組であって、総意を反映できる有意なシステムのはずなんですが、
無関心が民意を歪める。

かつては、EU離脱という結果に狼狽したのか
若者を中心に再選挙の請願運動が起こったとか
それは遅すぎるのですよ。
声を上げるべき時に無関心だったという事でしょう。
そうでないなら、決まった事に従うのが民主主義の本義ということが分かっていない。

無関心という意思表示という言い方もあるが、その果ては、牧師の怖れる世界であるかもしれない。
クラシックギリシアやローマは、政治参加に背を向ける多くの市民を想定しなかった・・・のか?
無念がってもしょうがない。
時代がそうであれば、そういうような制度設計をすればいい。
選挙に行きましょう!だけをさけぶだけでは能がない。
まずは選挙制度の革命的改革である。
質の良い選良さえ集められれば、あとの政策はどうとでもなる。
アイデアは様々だ。うまく組み合わせればいい。


1)最低投票率制度を導入し、満たない場合は再選挙をせずにその選挙区全体を無効選挙とする。

2)当選させたくない候補者への反対投票権を与え、その投票数を賛成票から控除するが、反対票2票をもって1票とする。

3)未成年者代理投票権を親権者に付与し、その投票数は0.5票とする。

4)棄権は、次回選挙一回休みのペナルティ



選挙年齢引き下げ程度が改革といっているうちは
火の手が川の向こうだと思っているのです。

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