2016年7月24日日曜日

爆音映画祭




昨今大流行りの爆音映画上映会
音響設定をコンサートライブモードにすれば、映像感触も変わるって触れ込み。
たしかに、そういう映画スタイルもあるが・・・・例えば、マッドマックス。
しかし・・・


地球に落ちてきた男


グラムロックの帝王であるが、ムービースターとしても、ひとかどである。
最高作かどうかには疑念があるが、なんせオリジナル版は無修正フルヌードだったとはビックリ仰天
それだけで若者が集まったのか、新開地のマニアックシアターは長蛇の列。
大音量だから老人ばかりだと・・・・思った私が馬鹿だった。




ニコラスローグ監督のSF映画史上の傑作らしいが、爆音上映でないなら、爆睡上映だ(笑)
結構難解なのですよ。
マニアもどきが、わかったフリをするカルトムービーですねえ。
タイトルからして、主人公は異星人。
故郷は荒廃し、家族と死に別れ、この地球で、はるかに高度な文明の力を武器に大企業を起こし
宇宙旅行計画を実施するにまで至るが・・・
紆余曲折があり、結果、地球人のミュージシャンとして生きていくことになる。
なんか、レイブラッドベリの火星年代記の結末を思い出させます。
時間軸が錯綜する作り方なので、予備知識がないと理解不能
SF映画とはいえ、中国資本が出資しようって気には絶対にならない(笑)


ニコラスローグは、お気に入りの監督で、耽美・頽廃・倒錯の三点セットを映画に持ち込んでくれます。
例えば・・・




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