エドガー賞(長編賞)なるアメリカンの文学賞がある。
半世紀以上の歴史を有するが、賞のレベルとしてどの程度かなんとも言えない。
ロンググッドバイ
ジャッカルの日
笑う警官
寒い国から来たスパイ
ミステリー系文学史に残りそうな作品が受賞していますが、この受賞のお陰で歴史に残るわけでもない。
その文学賞の2012年受賞作品が
夜に生きる
邦訳もありますが、未見どころか存在すら知らなかった。
たまたま、例の高名な大根役者が....
製作
脚本
監督
主演 までやるって聞いたもんで、、、役者の才能以外は一目置いてますから、
とるものもとりあえず(^^)
配役の妙は、製作者としての力量を感じさせます。
これだけのワキを揃えれば、蝸牛だってシテがはれる(^.^)
ストーリーは原作との比較が出来ないのですが、上手くまとめています。
ある種の家族主義的フィルムノワールですが、スカーフェイスのような
陰惨な結末でもなく、ちょっとテレンスマリックを思わせる調和劇。
かの哲学的映像作家の作品に参加したことが良い影響を与えています。
全米の興収は惨敗だったので、ベンアフレックはバットマンのギャラで
借金を返すんでしょう。
まあその程度の製作費の映画です。
内容の割に多少残念な結果ですが、
無内容なアトラクション映画で稼いで興収を考えずに好きなテーマで映画を作るって
意識なら実に羨ましい。
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