最早話題にする必要もないが....
アメリカンフットボールなる高度に戦略的なフィジカルスポーツの
国民的認知度が上がったこと
危機管理部なる学研組織があり、
何れもが政商的教育産業家の手になること
学研よりも経営を過度に重視する教育機関の悪しき体質の一端が
明らかになったこと
体育会的組織のおぞましい風土の改善を求める声が高くなったこと
改めて「逃げない・隠さない・嘘をつかない」の重要性を
再認識させたこと
とかなんとか意味のある事件だった..と意識的にはすでに過去形
他山の石として将来に活かせる貴重な経験をした...はずだが、
まあ、喉元過ぎればの類いでしかなく、
先々同じような事が起きるだろう事は容易に想像できます。
ヒトザルは歴史から学ぶほど知的でないことは知っていますが、
いつから経験からも学ばなくなったのでしょう。
しかし、アメリカンフットボールなるスポーツの
認知度だけはあがりこそすれ、下がりはしないだろうから、
少しだけ、下支えをしてみよう。
世界的にはマイナースポーツです。
アマチュアの世界では、倭国が世界で二番目と言われますから
推して知るべし。
理由はなんとも言い難いが、ろくなアメフト小説が
ないことも影響しているかも。
野球には、幾多の名作があるのに....
しかし、映画となれば、なかなかどうして(^-^)
何度もネタにしてますから、作品名はオミット。
とりあえずは、リンク映像を堪能しよう。
長い前置きはここまで。
ブラインドサイドとは、死角のこと
アメリカンフットボールのオフェンスラインの仕事は
まずはQBを守る事
とりわけ、QBの死角(利き腕の反対側)の
プロテクションがとくにパス攻撃成功の要。
困窮の中からNFLのスーパーボウルチャンピオンチームの
メンバーにまで上り詰めたアフリカ系選手の物語。
映画化もされましたが、オスカーベストアクトレスまで
ゲット!
彼女の主演作かなあ?
これには齟齬感がありますので、その辺はパス。
よくあるアメリカンドリーム物語なのですが、
原作者は、あのマネーボールを書いた方。
ブラピで映画化もされましたが、かなり換骨奪胎されました。
本来はセイバーメトリクスを駆使して弱小チーが勝ち上がっていく
お話...ではなくて、球団は勝つ事に加えてチームの企業価値を
如何に上げるかという経営書なのです。
簡単に言うと阪神タイガース的球団経営手法だと思えばいい。
最後の最後まで優勝を争い、ファンが電車で甲子園まで足を運び
球場ではビールにフランクフルトをたらふく食らって...
とどのつまりは惜敗の二位。
選手の大幅年俸改定は先送りできるし....(^-^)
ブラインドサイドも単純なサクセスストーリーではない。
オフェンスタックルという日の当たりにくいポジションの
経済価値を認識するというスポーツ経営書である。
チームプレーとは言え、ポジションの価値には優劣がある。
QBが一番である事はいいとしても、そのQB潰しに生甲斐を感じたのが
あのNYG所属のローレンステイラー。
NFLの公式統計にQBサック数がテイクノートされたのは
彼の活躍ぶりによる
折しも、ラン攻撃よりもパッシングゲームが重要視されてきた。
オフェンスラインの仕事も変わって来た。
QBに襲いかかるディフェンスラインを止める事、
止めることのできるラインマンの価値が高くなったのである。
人一倍巨漢であり、敏捷で瞬発力を持ち合わせる...
まれな身体能力。
ボルチモアに指名されたマイケル・オアーには神からギフトが与えられていたのだった。