2018年6月17日日曜日

30年後のスタンドバイミー



イメージするようなノスタルジックなお話じゃない。
多分ですが、そんなタイトルで公開したいと興行サイドは考えたのかもしれない。
プロモーションを見れば未練タラタラ。
いささかみっともない。

歳月は色んなものをよしきにつけ悪しきにつけ変えてしまう。
オレゴン州キャッスルロックの四人の少年たちも、はや中年のオッさん。
一番嘱望されたリバーフェニックスは、原作人物と同じく夭折
あとの三人は未だに俳優稼業のようですが、
あまり目にする事はない....


という事で、今回は三人の物語。
三十年前は既に徴兵世代の青年だったという設定ですから、
老境の入り口にさしかかっている。
しかしながら、支え合うとか寄り添うなんてある種センチメンタルとは無縁。
同窓会なんてノスタルジックなものでもない。
オリジナルの

Last frag flying

が一番良い。
毅然としていてアメリカンらしいし、製作者の意図が
明確に出ている。


国の正義を信じて裏切られた三十年
親の人生だけに飽き足らず、息子の命まで奪われた。
ベトナムから、アフガニスタン、イラク...
それでも、国家の為に死んでいく者は英雄
せつないお話ですが、倒れ伏しはしないというエンディング

地球の裏側で理由も分からずに死んでいくのはたまらん...
だから、世界の警官なんかやってられるか
って、今のアメリカンは凄く共感するんだろうねえ
怒鳴る度支持とはこう言うものなんたろう。








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