2018年6月10日日曜日
知事さんが欲しがるもの
我が寒村が市政施行ナンチャラ周年を記念して「市歌」を
制定していたらしい。
近隣のオバちゃんやオッサン誰一人知らない。
創業・守成イズレガ難シ...とも言うが、
制定に至る努力程度のマンパワーすら維持管理発展にかけていない。
無聊に任せて詞藻を見るに
相変わらずの五音、七音の繰り返し。
金木犀(秋の花)と桃華(春の花)の対句とはけだし月並
気になり調べるに、金木犀は市の樹、桃は市の華だとか!
後者は得心するが、前者なんて全くイメージが湧かない。
それにどちらも樹木に分類されるが、花が愛でられる。
田舎の首長が欲しがるものは
空港
コンテナターミナル
新幹線の駅
と決まっているが、最近は加えてカジノらしい。
ハコモノ経済効果だけと言うのは貧相な風景である。
多少なりとも文化的な県歌の制定でも思うのか大半の都道府県には有ります。
ないのは....まずもって、大阪府
極めて理解しやすい(^-^)
あとは、広島とどっかだけ。
しかし、知名度浸透度となれば、かの教育県以外は
全くダメ...だと思います。
かの「信濃の国」なる県歌が歌えない県民は居ないらしい。
有能な後輩の一人はこの県の出身であるが、
県歌がないとか歌えないとかは、天動説くらいに信じ難いことだと。
教育県だからそうなのか、そうだから教育県と言われるのかは
知りません。
少なくとも尊敬に値する先輩や能力ある後輩が多かったのは確かだ。
この地の連中が作った書房の刊行図書にはずっとお世話になっている。
じっくりとメロディラインと歌詞を吟味してみよう。
一番から四番までは、名所旧跡絶景めぐりで、
信濃の国のちらし寿司とか五目飯と揶揄されるが、
以降一転して、故郷の偉人賢人讃歌。
最後に以下の通りキリリと締めます。
みち一筋に学びなば
昔の人にや劣るべき
古来山河の秀でたる
国は偉人のある習い
実に素晴らしい。
県歌ひとつで立派な人材が輩出出来るならば安いものだ。
古来より言うではないか。
カネをつくるよりも人をつくれ
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