2018年6月2日土曜日

江戸名所図会をながめる





https://apptopi.jp/2018/01/20/edo-map/


スマホから利用するのはいささか大変だし、
こんなものを喜ぶのは余りに傾向的です。


池波でも藤沢でもいいが、江戸の街を舞台にした小説を読むには
斎藤月琴の掲題の書籍は必携です。
書く方は勿論ですが、読む方も知っている方が、イメージが膨らむ。

江戸、明治、現代の地理を重ね合わせた結構大部な地図帳は
座右の書なのですが、持ち運べるものではない。
名所図会も自炊までして電子化するのも億劫。
しかし、救う神がいましたよ、このアプリ!


古地図の江戸社会とは狭隘なものです。
山の手なんて未開の地ですから、下町に土地勘があればいい。
上野のお山の下の老朽化した九尺二間に長年巣喰うたのはこの為みたいなものだ。
しかし、江戸府内といっても最大で80平方キロ
しれてますし、半分以上が武家屋敷(大名屋敷だけじゃないはず)
社寺が一割強。
簡素化された警察行政なんて言葉の綾
町奉行さまの管轄はたった20平方キロです(^-^)
この狭いエリアに平蔵の息のかかった密偵や十手持ちが
うろついていた訳ですから、都合よく被疑者に遭遇したりも
できたのです。


用心棒日月抄(孤剣)

藤沢周平さんのシリーズ二作目
だんだん良くなる法華の太鼓...と褒めたいところだが、
シリーズ一作目の完成度があまりに高すぎた。
悪くはないのですがねえ

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