今日は辛気臭いお話です(^^)
能力の有無と自己顕示欲の高低の四象限マップを作り、部下をマッピングすることは過去にも述べました。
能力がなくて自己顕示欲が高いのは論外だが「能力が高くとも自己顕示欲も高い」ならば、プロシア参謀本部では忌避されたらしい。
理由は言わずもがな(^^)
以上まではマクラで、似たような人事の要諦を資治通鑑を拾い読みして見つけてしまった。
中華では「才と徳」でヒトザルを評価した。
才とは能力なり才能の事であり、徳はずばり人格
才と徳に於いて完全無欠を「聖人」と呼び、共に欠陥だらけが「愚人」である。
徳が才に優越するのが「君子」であり、その逆が「小人」
これが中華の四象限マップ
聖人を最上位とし、君子を抜擢重用しておけば間違いはない。
しかし聖人は滅多にいないし、君子だってその辺に転がってはいない。
世の中や組織は所詮は小人と愚人ばかりの集まり。従って組織作りの要諦は、、、
与其得小人 不若得愚人(其の小人を得んよりは、愚人を得るにしかず)
馬鹿は間違いをやらかしてもたかがしれてるが、なまじっかな高偏差値の小賢しさが生み出す害毒は被害甚大だということ。
なるほどなあ、、、アタシが今は亡き某社でそれなりの地位や職位を真っ当できたのはそういうことなんだし、そんなアタシを登用した会社もえらかった!
司馬光は北宋期の儒家にして思想家あるいは史学者。政治家としても位人臣を極める。
二十歳前に科挙を「優秀な成績」で合格。
科挙の世界ではハンモックナンバーのベスト3を、
状元
傍眼
探花....と呼称したらしいが、多分だが司馬光もその辺りの成績だったらしい。
今の中共の全国高考でも成績優秀者はこのように呼ばれるそうだ。
しかし、科挙の歴史からして、状元の栄誉に輝く才人であっても、歴史に名をとどめた者は少ない。
多くは「小人」だったということだろう。
ウィキの不完全な状元のリストをながめるに、、、なんとも浅学菲才なアタシ
たった二人しか知らない。
ひとりは北宋の三忠臣に数えられるが、いま一人(蔡京)は史上最悪の姦臣とされる小人の代表
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