ブックオフでふと手にしてそのままレジへ。
佐藤正午の「月の満ち欠け」が直木賞作品であることくらいは微かな記憶がある。
しかし、、、古典の宝庫たる岩波文庫に最近の直木賞作品が収録されるってなんかの冗句かね
でもよくよく見れば「岩波文庫的」だと
原作者と編集者とのあそびこころかな(^^)
迂闊にも映画化されているとは知らなかった。
キャストを観れば、若い世代向けの恋愛系のしつらえみたい。
なんだか、、、
極私的にいえば、マルケスの「百年の孤独」を登場人物紹介も血縁的な相関図もないままよむようなもの。それはそれで魔術的ワールドを堪能はできるが、、、
面白いが、内容をサミングアップするのは大変だから、映画版のストーリー紹介で代用します。
こんな単純な話ではないが、、、今時ある種壮大な輪廻転生、、、濱松中納言物語から豊饒の海(三島由紀夫)にいたる文学の系譜を語るのは大変だ。
再度人物関連図を時空的に整理してから読みなおす事にします。
どうも映画版はオリジナルをかなり改変しているみたいだ。
動画配信で観ましたが、、、、底の浅い純愛ドラマで、味付けは「生まれかわり」
輪廻転生のような思弁的な崇高さは皆目ない。
原作を読む読者と映画の観客のレベルって違うんだから、、、ってあまりに露骨すぎませんか?
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