自衛権と正当防衛権はよく似たものだろうが、細かい話はさておき、
やむを得ない状況ともなれば、命と暮らしは他人の善意だけ頼って守れるものでなく、
自己防衛を避ける訳にはいかない。
不幸にして侵略者の生命身体になにかがあっても、違法性が阻却される・・・・
かといって、刃物を持ち歩けば銃刀法で引っ張られるし、
過剰防衛って言われるのも片腹痛い・・・
届きましたねえ(笑)
専守防衛用の非侵略兵器です。
おまちかねの鉄扇が「一本」・・・・??
実のところ、ここんところで疑問を持つかどうかであなたの文化度がわかる!
一般的には「一本」であるが、
団扇ならば「一枚」でもいいし、広げて使う扇だから「一面」でもいい。
しかし、護身用の守刀の代替品だから「一振り」とか「一口」でも間違いとも言い切れない
一握とか一柄という持ち方に照らした表現でもよさそうだ
実のところ、数え方とは奥の深いものだ・・・とかなんとかつまらんことで考えこむ(苦笑)
長さは、概ね「能扇」と同じの一尺強といいたいが、ジャスト一尺
一番馴染みがある長さに少し足りないがまあ致し方ない。
ちなみに毎度使用する「能扇」は、京都は超老舗専門店の十松屋さんのと決めてます。
なんちゃって、観光客が屯する烏丸三条上がるに位置するくせに日曜日はお休み。
もっとも、素人能楽師でも、予めお電話をして要件を言っておけば、裏口を開けていただけます。
お稽古用とか素謡用なんだから「鎮め扇」であればなんでもいいといえばいいのですが、
お流儀や演目にふさわしいものをってことで、時節ともなればお稽古そっちのけであれやこれやと・・・
結構な高級品なんですよ。
ちなみに、秋の会は「鉢の木」ですから、
扇の面の図柄を「妻」と言うのですが、
若い華やいだ役柄向きな紅入(妻が紅色)は避けて、紺色の「無紅」を用いる。
扇骨の色には「白骨と黒骨」があるが・・・ちょっと思案中
白骨は神体や男性、現世の役柄に用い、
黒骨は女性、幽玄の役柄と軍扇の意味から武将にも使うというのが定番
今回は、現世の鎌倉御家人の役ですから、どっちでもいいのかどうか・・・
さて、今回の鉄扇は、妻も扇骨も黒一色。
護身用だけでは面白く無いから姿形の典雅さにはかけるが、
セルリアンの舞台で使えば使えないことはない。
剥落した御家人であっても、いざ鎌倉!ともなれば
錆びたりとはいえこの刃
痩せたりとはいえこの馬・・・・
案外この無骨な鉄扇が舞台映えするかもねえ・・・
合気鉄扇護身術なんかの形を練習しつつ思案中です。
しかし、重いですねえ(苦笑)
涼やかな風はくるものの、腕の疲労で汗がでる。
やはり、広げて使うものではない。
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