豪邸紹介番組は、電波紙芝居がお得意のお手軽企画らしいが、登場するオーナーが、成金・・・と言って悪ければニューリッチか電波芸人なので、何処が富裕層らしい豪邸なのか笑止千万の光景。
見た目質素に見えるが、よく見れば目を向くような贅・・・なるものが、本当のリッチ。
どうせケバくやるなら・・・・
世界一の豪邸らしいのが、ムンバイ郊外の八億ドル相当の高層タワー。
なんと、六十階建ての高さ三十階程度のつくりで、イオンモールにありげな施設は一通り揃っているらしい。
かような豪邸の詳細を見るにつけ・・・
欲望に際限がなく心根は飢餓状態ではないかと逆に同情します。
起きて半畳寝て一畳・・・・とは清貧以前に当たり前の生き方。
せめて方丈程度の大きさで十分。
あえてささやかに蝸牛庵の希望を述べれば
橋掛り付きの能舞台
茶懐石膳のだせる和室付きの茶室
ベーゼンドルファーのグランド付きのプライベートシアター
汗牛充棟程度の図書室
位あればいい(笑)
さてさて、超豪邸ともなれば、建設期間も長期に及び、其の間波瀾万丈もあり得る。世界第三位とも言われるアメリカ版ベルサイユ宮殿は、未完の大豪邸で、世俗のグラナダファミリア・・・とは誰も言わない。
オーナーは小さなガレージで不動産業を始め、サブプライムローンと金持優遇策の恩恵で巨万の富を得た。
元ミセスフロリダなる強烈な美容整形妻に多くの子供たち。
2500平米の豪邸での贅沢三昧に飽き足らず・・・
しかし、禍福は糾える縄の如く、リーマンショックで、純資産二千億円の大富豪から、千二百億円の借金王に転落。
ラスベガスの巨大マンションも未完の豪邸も、転売の憂き目となった。
大豪邸には、女主人がよく似合う。
ベルサイユにはマリーアントワネットと同じ様相。同様に豪邸妻は非常識を弁えない位に非常識な点も共通する。三度のパンにことかいても、お菓子は手放さない^ ^
世の中の99%の一般階級の怒りの鉄槌で路頭に迷えば、勧善懲悪ドラマが終わるのですが、債務者保護の悪しき法制を狡猾なまでに駆使し、この成金家族はしぶとく生き長らえる・・・という幕切れ。
この評判のドキュメンタリー映画の続編を期待したいところですが
なんと、この家族が企画をNBCに売り込んでいるらしい(笑)
その内、ユーチューブで見れるかもしれません。
お盆明けのアート系映画館は、予想外に閑古鳥は一羽もおらず、なんとも満席近く・・・
岩波ホールも、苦行のような映画に長蛇の列らしいので、お暇な中高年層の趣味嗜好は、ニュービジネスを生みそうです。
ちなみに、映画タイトルは、ずばり「クィーン・オブ・ベルサイユ」
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