2014年8月14日木曜日

大好きな「陰謀」論のいくつか・・・





歴史とは・・・・「過去との刺激的な対話」なんて空々しい小綺麗さ(苦笑)
対話によって

 
失敗に終わった努力
実現されなかった野心
満たされなかった願い
 
なんかが理解できる場合もあるが、これも前提条件次第。
そう・・・つまりところは歴史事象の事実性・・・

 

(事例1)
3月10日の東京大空襲は、超低高度・夜間・焼夷弾攻撃という新戦術が本格的に導入され・・・
各B-29には通常の約2倍の搭載量である6トンもの高性能焼夷弾が搭載されていた。


(事例2)
軍医の山本五十六遺体検死記録によると、
死因は戦闘機機銃弾がこめかみから下顎を貫通した事によるもの、
という結論が出され、ほぼ即死状態であったと推察されている・・・



WEBの記事には嘘とまでは言わないが、出典なり事実考証を厳密にやらない虚妄の山。
またあの暑い(いまでも暑いのですが)8月がやってきますが、
戦史に登場する有名な史実のNET上の記述。
比較的真っ当なサイトの記述だし、一般的に「真実」とされています。
しかし、よく読めば、非常に不思議なことを淡々と書いてますし、
それを不思議に思わないのであれば、紙新聞の虚報に騙されるのも致し方ない。



東京大空襲は戦争犯罪(民間人の大量無差別殺人)である 
ということはさておき、読み飛ばすとそれっきりですが・・・
通常の「2倍の焼夷弾を搭載」とは大胆なことです。
輸送機関の積載総重量は決まっていますから、焼夷弾の搭載量を増やすためには、
通常搭載する「なにか」を下ろす必要がある。
史実によれば、全ての機銃と弾丸および機銃兵を下ろし、爆弾を積み込んだとのこと。
つまり、危険な戦場に始めての戦法で多数の爆撃機が「非武装」状態で突入したということになる。って
人の命を大事にしない皇軍ならいざしらす・・・民主国アメリカが?
なにか胡散臭いですねえ
加えて、初めての低空飛行爆撃でした!


 
山本五十六襲撃事件は、無線傍受によるP-38戦闘機の計画的襲撃よるものとされます。
戦闘機の銃弾で顔を撃ちぬかれれば・・・
P-38の装備は、12ミリと20ミリ砲弾
直撃すれば、頭は原型をとどめないはずです。
多分、直接の死因は、戦闘機の機銃で撃たれたんじゃないことは容易に想像できます。
真の死因は?

事例2は、一将星(というには期待の星ですが)の死亡事故ですので当時より疑惑の的だった。
華々しく戦死したってイメージを作りたかった情宣の意図がありありで、
大層に騒ぐようなことじゃない。
彼一人の生死で勝敗の帰趨がきまるような段階ではなかった。


 
 
問題は事例1
かような素朴な疑問には「帝都防空体制の脆弱性を読み切り」ってと
まことらしい理由が上げられますが・・・
これはもうギャンブルですねえ。
ド派手なギャンブルで勝ちを確実に収めるには、
方法は・・・出来レースあるいは八百長だけだとは万人がしるところ(笑)
真実は闇の中
都合の悪いは事実は隠蔽されるのが世の常
疑惑は疑惑のまま


参考までに・・・・この「非道な」作戦を主導したカーチス・ルメイは、そのご栄進し、
空軍参謀総長で退官した。
信しがたいのですが、自衛隊創設にかかわる「功績」で勲一等旭日大綬章をもらったらしい。
勲一等ともなれば、陛下からの親授、加えて茶話会へのご招待がつきものですが、
それらは何もなかった・・・・
陛下の「暗黙の意向」だと信じて疑わない。












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