2014年8月9日土曜日
一盗二婢三妾四妓五妻・・・・なるもの
出典はよくわかりません。怠慢じゃなく調べてはいます(汗)
中国由来だと思っていたのですが、どうも誤解かもしれません・・・
そもそも、中国の文学(文芸)の主題は
立身出世の野望
位人臣を極めた栄耀栄華
左遷流罪の哀歓
現世苦楽を超越した清貧隠遁の世界
と相場が決まっており、一言で言えば「政治」だけが主題である。
中国4000年の治世の要諦とはよく言ったもの。
リアリズムに徹した政治民族なのが中国人。
翻って、倭人の世界
書(文)のスタイルが異様な民族なのです。
漢字の世界とかな(ひらがなとカタカナ)の世界を巧妙に使い分ける民族
政治向きの話題は漢字で、ヒトザルの営みはかなの世界
万葉集以来の文芸の世界はかな文字無くしては成立しなかっと思うし
漢字だけで恋を語るって・・・
遊仙窟なる中国古代のエロ本が有りますが、全く面白くない
中国には、過去も現代もろくな恋愛小説がない
魯迅作の恋愛小説なんか聞いたこともありません。
そもそも、小説のたぐいは、士太夫が読むべきものではない。
庸(三流人)は、三国志を読み
能(二流人)は、孫子を読み
賢(一流人)は、韓非子を読む
いわんや、恋愛小説なんぞは・・・養いがたき婦女子の読み物(苦笑)
千年も前に「不倫姦通援交」を主題とする大河小説が作られ、
未だにこれを超えうる小説が書かれることもなく、
永遠のベストセラーとして
モデルとする亜流小説には事欠かず
手を変え品を変えて当代の著名人の現代語訳文や外伝的物語やスピンオフ版が売れるという
偏狭な儒教的桎梏から解放された世界が素晴らしい倭の風景。
緑陰の季節・・・・
一流だと自負されるのであれば「明治書院漢文大系の韓非子」を
三流以下で十分とお考えであれば「源氏物語」
原典でなくお手軽に・・・ならば橋本治の「窯変源氏物語」
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