2014年8月17日日曜日
国家・・・・
ふと大昔の記憶が・・・
あれは、ワシントンの日本大使館
とあることで(国務省訪問の御礼でしょうか)A公使がご馳走をしていただけるとのこと。
デイナー前のウエルカムドリンクを飲みながら、
Y一等書記官とのたわいない会話(このエリート外交官は、後世偉くなりました)
不躾で無知な質問には、エレガントに答えてくれました。
会話の要諦は・・・
・国家の承認
・国連加盟
・国交
の違いという・・・まあある種マニアックな話題ですが、浅学非才な蝸牛庵に懇切丁寧に・・・
わかりやすくお財布の厚みでのべれば・・・
一定の金融資産があれば、一応の資格ありです。
一定の領土とその人民を実効的に支配するシステムを有しておれば、
これは「国家」である。
独裁制であろうと、民主国家であろうと・・・それは問わない。
カネだけが審査基準ってやつですかねえ(笑)
お金があろうとかなろうと、フレンドリーにお付き合いを・・・
となれば「友人登録」
これが、国交の樹立です。
半島を実効的に支配していても、お友達に相応しくない方もいますねえ
その意味で、国家承認と国交は両立しません。
友人であっても、世間のお付き合いで問題を起こす人っていますねえ。
あいつは、いい奴なんだが、酒癖悪くってえ・・
ちょっと「お呼ばれ」に連れてけないんだよねえ・・(あるでしょう、こんなの 笑)
これでは、国連加盟は認められない。
これまた、以上の2項と両立しない。
まあ、この『みすくみ』のエレガントな解決が「外交」ってもんです。
ニコヤカに、この外交官はおっしゃるでした。
さて、政治学者の高坂先生曰く
国家とは、力の体系、利益の体系、価値の体系 からなる
平明に言い換えれば
・政治(軍事)力
・経済力
・文化力
より良き国家とは、この体系のバランスのよさ でしょう。
倭国は、この体系ってどうなっているのでしょうか
冷静に判断し・・・将来のこのくにのかたちが如何にあるべきか?
ちょっと補足すれば、政治と軍事は両面の関係です。
ご存知でしょうか・・・
たまたま血が流れば「戦争」といい、そうでなければ「外交」ということを・・
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