2015年8月18日火曜日

そろそろですが・・・大丈夫でしょうか。





過去最大規模の「IT公共工事」です。
これに比べれば、新国立の2500億円なんか眼じゃない。
民間の対応コスト(何もしないって選択肢はまずない)まで含めれば・・・
なんだかんだで・・ざっと一兆円でしょうか

誰もさして問題視しなかったのが不思議なんですが、
大幅な行政コストの削減が実現するならば安いものって思ったのでしょうか
初期投資に加えて、、運用費が毎年数百億円程度かかるはずです

行政や企業がかき集めた「マイナンバー情報」のセキュリテイ対策なんか
全く心配してません。
適切な(あくまでも適切な・・ですよ)セキュリテイ対策を講じ、
運用を適切にやっておれば情報漏洩があっても限定的(絶対且つ完璧な防御なんか所詮無理)

それよりも、個人からマイナンバー情報をかき集めてデジタル化するまでのプロセスが
心配って散々プロ目線で警告してきましたが、それも新しい飯の種ってことで
結構面白い収集モデルが提供されそうです。
お値段が今のところ見えないのですが・・・今どき「情報漏洩対策コスト」って言えば
大抵のことは通る(笑)

山は越えたって思っていましたが、新しい不安材料が・・(苦笑)
つまり、ちゃんと「全員に通知カードが届くかしら?」ってこと。

1)一億件以上の12桁のマイナンバー情報を生成する
2)前項情報に基づき、一億枚のICチップ搭載のカードを製造する
3)簡易書留で一億人の対象者に送達する

なんで情報生成だけにこんなIT費用がかかるだって思うくらい重装備なシステムが
ちゃんと稼働すれば、これはまあ問題ない。
当然様々なアタックを想定して厳重に保管管理もされるだろう。

カード作成をどこが請け負うのか知りませんが、ちょっとした特需かな?
クレジットカードの発行枚数(正確には流通枚数)は三億枚程度
経年変化をみれば、単年度の発行枚数が推計できるのですが、ほとんどヨコバイ
その他交通系ICカードなんかの伸長を踏まえても、一挙に一億枚はスゴイ!
製造原価は、300円位と思いますが・・・これだけでも(原資は税金です)



さて、問題は「物流」・・・全国津々浦々に簡易書留で直接本人に届けるって
難問ですよ(苦笑)
簡易書留の送達枚数を調べているのですが、よくわかりません。
年間250億通程度の配達があり、葉書、封書、年賀状を除いた18億通の内数だと
思いますが・・・
一気に一億通の簡易書留を送ると、配達料が310円(大口割引適用前)も凄いが、
各家庭の郵便ポストに「投函」じゃダメで、ちゃんと本人渡し
不在ならば、再配達・・・それでもダメなら郵便局で取りに来るまでお預かり
そもそも住民票記載住所に送るのですが、住所と居所がアンマッチは山とある。
転送サービス登録を使っている方もいますが、これは転送不可(・・のはず)

都会のひとり暮らしのお兄さんやお姉さんはたいてい配達時間は不在です。
イチイチ郵便局に取りに行くのも面倒
あえて逃げ隠れしている方もいますし・・・


郵便局の配達員の皆さんは大変ですねえ
年賀状の配達の大変さと比較しても、比較にならない。
バイトとかの非正規労働者に扱わせていいものかって議論はあるし、
内勤の正社員まで総動員するんでしょうか?
民間のメール便は、意地でも使わないだろう。

大量に紛失したり、窃取されたりとか・・嫌な妄想が頭のなかを駆け巡りますねえ
正社員とはいえ、過失もあれば不心得者もいます。



多分ですが、年明けには・・・苦情電話が市役所か総務庁に殺到します。

曰く 通知カードがまだこないがどうなっている!?


文句を言ってくれる方はまだまし
別になくても困らないから放置する輩が絶対にいる。
会社が必要だから提出せよって言われても
平然と「こないからどうしようもないじゃないか!問い合わせてもちゃんとした回答がないし・・・」って居直る。



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