2015年8月20日木曜日

なお 当局は一切関知しないので・・・・


大昔から疑問だったのですが、一体「当局」とはだれなんでしょうか?
登場するのはIMFという組織ですが、国際通貨基金ではなく、不可能な命令を遂行するチームってこと。あちこちくぐるに・・・どうもCIAの一部門のようです。
しかし、対等の部局のようにもみえますし、指揮命令に服しているようにみえませんし、よくわかりません。

96年以来シリーズ4作で興収二十億ドルは凄い・・・が、どれもこれもあまり面白くない。TV版のスパイ大作戦の方がロジスティックの醍醐味があったし、知的だった。まあ、映画って知的水準の低い大衆娯楽ですから、所詮アクション系ともなればとやかく言うものではない。
でも、最新作の第5作目はなかなかいけてます。

どういうわけだか、スパイものは、英国テイストに限る(笑)
あの荒唐無稽なJBものが半世紀もの長期にわたり生きながらえるのはそういうことなのです。

スパイものとは、エレガント、インテリジェント、ユーモアあるいはアイロニーが、主要テイスト。
今回も相変わらずの肉体派的荒っぽさですが、あいまに、そこはかとなくブリティッシュテイストの隠し味。
MI6が登場すると違いますねえ・・・オックスブリッジの出身者はやはりアイビーリーグとは違う。あのJBですらオックスフォードの卒業生。
旧制学校制度の最大の欠点は、国家にとって有為な人材育成を文武それぞれのコースとした事による。旧制高校から帝大は、高い学費ですので、貧民は学費のかからない兵学校にいったのですよ。これって非常にまずいエリート養成システムです。
国家エリートとはジェネラリストな教養人でないと困るから、ガキの頃からの専門馬鹿教育ではこまるのです。

話戻して、この荒っぽいスパイ組織は、やり過ぎてCIAに吸収合併されちゃいますが、なんだかんだと組織再生を賭けての戦い。
新しい長官も就任しましたから、まだシリーズは続くのか・・・・


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