2015年8月2日日曜日
神仏の怒り・・・って本当かしら?
六甲山系の麓あたりに、その巨石があり、御神体としてその地域では一定の信仰を集めてきた。
酒造器に似ているらしく「甑岩」と呼ばれ、あたりの地名も神社もそれに由来する。
騒動が持ち上がったのは最近のこと。
隣接する大学の敷地がマンション用地として売却された。
その敷地中央部に甑岩の一部が散在するので、保存を神社が要請し、住民運動となった。
建設サイドは、要請を歯牙にもかけず・・・
単なる石コロに過ぎない、
売買時に、保存の話はなかった。
神社は、地権者でもなんでもない。
さあ、いったいどうなることか?
校舎は既に解体され、いまからでは、手遅れというものです。
大学の移転話の段階でさわぎたてるべきであり、いまごろもちだすのは、悪質なクレーマーの手口に等しい。
もたもたせずに、差止請求なり、建設許可取消請求をやればいいのですが、
やらないところをみるに訴えの根拠が希薄なんだろう。
情に訴えるだけじゃ、銭の亡者は動かない。
戸数三百余。駐車場の数も同じくらい。
阪神間のセレブは「さんナンバー」をサンダル代わりに一人一台スタイルですので、
場所柄ほどの高級マンションとは思えない。
さあ、完成したとしても完売するかなあ(笑)
本当に御神体ならば、大変なことになるって、歴史が教えていますし、欲との二人ずれを悔いることなる。
秀吉の大坂城築城の頃
この甑岩を石垣のために解体搬出しようとした際
天、俄かにかき曇り
地、雷動し
巨石の彼方此方より、白煙吹き上がり・・・
祟りじゃあ!
神の怒りだあ!
作業員たちは、命からがら逃げ出し、あとには、幾多の死傷者が取り残されたらしい。
そんな不吉な事態になることは決して期待なんかしてませんし、
入居者から自殺続出も困りますから、穏便に解決してほしいと思う今日この頃。
二十一世紀の怪談噺は、陰惨なんです。
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