2018年5月15日火曜日

お子様ランチタイムも終わって...



スクリーンにマトモな作品が並ぶようになりました。
良い子たちが学校に行かない間はシネコンが子守の代わりかね。
かつては「映画館はぼくらの学校!」と言ったが、
今やそんな雰囲気はない。

とりあえず三本立てですが、最後はブラックを狙ったが、
あまり上手く染まらなかった。
コーエンブラザーズのシナリオが悪いとは思えないので
監督の力量の問題。
これ以上のコメントはない。

最初は既にネタにしましたが、モリーズゲームに少し絡めてみます。
どちらも裏オリンピックに挫折したアスリートのお話。
モリーはモーグルの有力な選手。
精神的にタフなキャラクターであることは共通しますが、
出身階級や知力には格段の差がある。
カリフォルニアでウェイトレスのバイトで糊口を拭うも、才覚のあるモリーは
のし上がるが、トーニャはオレゴンの片田舎で最後までうだつが上がらない。
親との愛憎、葛藤、相剋はお互い様。
でも、モリーは最後は和解できたようです。

モリーはセレブだけの賭場のマネージメントで大成功。
何が合法、違法を分けるのかいまいち判然としませんが、
入場料とチップだけなら違法ではないらしい。
盛り場の雀荘みたいなもの。
客が勝手に賭けているだけで、お店は関知しない....ならわかるが、
モリーの賭場は、賭け金のやりとりや立て替えまでコントロールしているようです。
これが手数料なしで出来ていると思うのがおかしいし、
機能的にも賭博場開帳そのもの。
しかし、図利要件を必要とするというのが、日本法の立場。

セレブの醜聞は捜査当局には舌舐めずりしたくなるような
ネタ。顧客リストやら、帳簿やら一切差し出せば、
罪に問わないとかなんとか司法取引をもちかける。

さて、モリーの決断は?

原作本が近々発売される。
モリーの賭場に日参したセレブの実名てんこ盛りは
期待できないみたいです。
顧客の秘密は墓場まで持って行くのが彼女の矜持。
誰でも知っているハリウッドムービースターの名前が
取り沙汰されてますが、彼らからのコメントは...聞いてません。

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