2018年5月19日土曜日

蝸牛版「危機管理のノウハウ」



危機管理に関する書籍でぐぐると凄い凄い(^-^)
危機管理とかリスクマネジメントと銘打てば売れるのです。
倭国では70年代から一般化しだしたマネジメント概念。
昨今はなんでも横文字ですから、リスクマネジメントとかクライシスナンチャラ

しかし、マニュアル本が役に立たないのはどれも同じ、
だから、何故リスクマネジメントマニュアルが機能しないのか!
なんて著書まであります。
とりあえず「危機管理」と銘打てばいいのです。
世にあるかような学部も、流行りのネーミングの借用。

危機管理の要諦とはある意味単純で「予防」に尽きます。
しかし世の常として、

火事の怖れがあるからウンチャラしないほうが良いですよ...と
親切に忠告してくれる近所のおじいさん
案の定火災となりいち早く駆けつけて消火に努めた青年団。
本来紅綬褒章の栄誉に浴すべくはおじいさんの筈だが、
三面記事を含め賞賛されるのは青年団員。

蓋然性と管理コストを天秤にかけて「予防」をどの程度やるべきか?の
秀逸なマニュアル本は寡聞して聞いた事がない。
優れて高度な経営判断に類するはなしですから、
危機管理論の本質とは「リーダーシップ論」だと言う事。
この分野も秤で売るくらい本屋さんに並んでいますが、
経験値から読むに耐えるのは「武士道(新渡戸稲造)と貞観政要」くらい。
しかし、読んだからと言って、皆んながカエサルのようにになれる訳ではない。
リーダーに必要な資質は言えば誰もが得心するが、
誰もが持ちえないものでもある。


できない事を論じたり、悲嘆しても始まらない。
頑張れば青年団員くらいにはなれるだろうから、
そのあたりをまことしやかに論じてあげれば、
あるいは実践すれば
所詮は対処療法ですから、
勲功卓絶と褒めてももらえますし、
お座敷は絶対になくならない(^-^)

対処療法は単純です。

逃げない
隠さない
嘘をつかない

一度教えてもらえば忘れない筈なんですがねえ....

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